お子さんに気になる症状がある方へ
お子さんに気になる症状がある方へ
当院小児科・思春期科では、中学3年生までのこどもの疾患(外傷除く)に関して、さまざまな検査・検診等を実施しております。まずは、かかりつけの病院から当院小児科・思春期科「初診外来」宛に紹介状を作成いただき、初診外来をご受診ください。
こどもの症状や心配事から検査・検診等をさがす
こどもの症状や心配事 |
当院で実施している検査・検診等 |
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1. 赤ちゃんドック
主訴・症状 |
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実施内容 (検査・処置・治療) |
お困りの症状にあわせて、一般診察に加えて、血液検査や画像検査などの検査を行い、赤ちゃんの不調の原因を探します。 |
入院期間 | 1~2週間 |
概要 | 哺乳の苦手さ、繰り返す嘔吐、体重の増えづらさの原因を調べます。判明した原因に応じて、適切な診療を行います。ご両親が安心して赤ちゃんを自宅にお迎えするためのお手伝いをさせてください。 |
必要なもの | 母子手帳 |
2. 精密検査入院(「原因不明の長引く症状」について考える入院)
主訴・症状 |
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実施内容 (検査・処置・治療) |
まず、どのようなことにお困りか、血縁者の方の健康状況の確認などのお話しを詳しくヒアリングいたします。場合によっては複数回に分けてお聞きすることもあります。次に全身診察、血液検査、画像検査(心臓・腹部エコーのほか、症状に応じたもの)を行うことで、隠れた症状を見逃さないよう注意します。 これらの結果を用いて、さまざまな専門的検査の中から最も適切と考えられるものを各分野の専門医との協議のもと、オーダーメードで提案します。 この専門的検査には、遺伝子検査などの特殊な血液検査が含まれることがあります。また、診断のためにご両親の採血も要することがあります。 上記をふまえても診断がつかない場合、当院で行われている研究検査(すべての遺伝子を一度に調べる検査)の対象となる場合があります。 |
入院期間 | 1~2週間 |
概要 | 2つ以上の症状が長く続いている原因として、遺伝性の病気が疑わしいかどうかを調べます。主治医に加えて、多くの専門家の手を借りることで診断の手がかりを見つけるための検査入院です。見つかった所見の全てが重要な意味を持つとは限りません。遺伝性疾患が疑われる場合には、遺伝子を調べる検査についても考えていきます。ただし、遺伝子を調べる検査などの一部の特殊な検査は結果が返ってくるまでに1年程度を要する場合もあります。 |
必要なもの | 成長の記録(母子手帳とこれまでの身長体重計測の結果)、 これまでに受けた検査の結果、血縁者(祖父母や従兄弟を含む)の健康状況 |
3. 心因性腹痛、と決める前に
主訴・症状 |
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実施内容 (検査・処置・治療) |
症状に応じて、お腹の超音波検査や腹部CT検査、場合によっては上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)を眠るお薬を使って行います。 |
入院期間 | 1泊2日 |
概要 | 腹痛はとてもありふれた症状ですが、中には食道・胃・十二指腸疾患が隠れている可能性があります。心の問題かな?と考える前に、本当に体に異常がないのかを精査いたします。胃カメラ検査は眠るお薬と痛み止めのお薬を使って、お子さん専門の医師が安全に施行いたします。 |
4. 脱!生活習慣病
主訴・症状 |
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実施内容 (検査・処置・治療) |
症状に応じて、採血検査、お腹や首の超音波検査、お腹のCT(内臓脂肪測定)、栄養指導、身体リハビリなどを行います。 |
入院期間 | 2~3週間 |
概要 | コロナ渦の昨今、肥満傾向の子どもが増加しており、学校健診でも、生活習慣病の疑いと診断され医療機関を受診するケースが増えています。生活習慣病は自覚症状が現れないまま長年経過し、気づいたときには合併症により取り返しのつかないほど病状が深刻になっていることの多い病気です。子どものころに生活習慣病を発症すると、罹病期間が長くなることから、成人後に合併症の起こる頻度が高い傾向があります。小児生活習慣病の種類として、2型糖尿病、高血圧、脂質異常症などがありますが、それらの多くは、肥満症/メタボリックシンドロームに伴うものです。そのため、体重を適正に近づけることが重要です。同入院では、基礎疾患の精査や現在の状況把握の目的で各種検査を行います。入院期間を長くすることで、生活リズムの改善、食事量の減量、運動を行うことができ、無理なく減量することができます。 |
5. 食物アレルギー克服コース
主訴・症状 |
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実施内容 (検査・処置・治療) |
アレルギー検査の実施と、原因と考えられる食物を病院内で摂取(食物経口負荷試験)し、症状が出現するかどうかを確認します。 |
入院期間 | 1日(~1週間) |
概要 | 当院では、アレルギー診療に特化した、医師、薬剤師、看護師、栄養士が常駐しており、お子さんの症状に合わせたトータル的な専門的治療を受けることが可能です。 アレルギーの原因を調べ、日常摂取量を食べられるようになるよう、お子さんの状況に合わせて診断、治療を行います。 |
必要なもの | 以前のアレルギー検査(手元にあれば)をご持参ください。 |
6. アトピー性皮膚炎集中スキンケアコース
主訴・症状 |
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実施内容 (検査・処置・治療) |
症状に合わせた、外用・スキンケア(皮膚の洗い方、軟膏の塗り方)方法を指導いたします。原因を調べる目的で、採血検査をすることもあります。 |
入院期間 | 1週間 |
概要 | 外来治療でなかなか良くならないお子さんを対象に、入院による集中スキンケア治療を行います。お子さんの肌の状況を親子で確認し、お子さんにとって適切な治療薬を選択し、正しいスキンケア方法を児と保護者の方に学んでいただき、自宅で継続的に実践できるよう指導します。 |
必要なもの | 固形せっけん(一般的な石鹸。香りが強くないもの、特殊な成分が入っていないもの)、泡立てネットをご持参ください。 |
7. 食物依存性運動誘発アナフィラキシー検査
主訴・症状 |
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実施内容 (検査・処置・治療) |
アレルギー検査、呼吸機能検査、原因と考えられる食物を病院内で摂取(食物経口負荷試験)する検査、運動負荷試験(原因と考えられる食物を摂取後、運動する検査)など、お子さんの状況に合わせて行います。 |
入院期間 | 3日 |
概要 | まず、食物経口負荷試験で症状が出現するかどうかを確認します。その後、原因と考えられる食物を摂取し、運動する検査(運動負荷試験)を行い、症状が出るかどうかを調べます。 |
8. 子ども腎臓検診(生まれつきの腎臓・尿路系の異常(先天性腎尿路異常)の早期発見)
主訴・症状 |
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実施内容 (検査・処置・治療) |
尿検査、鎮静の必要な画像検査(MRI・腎静態シンチ) |
入院期間 | 3日前後 |
概要 | 鎮静(薬剤での睡眠導入)が必要な検査を入院管理で安全に行います。具体的な検査は、例えばMRI検査・腎静態シンチ検査といったものです。もちろん、必要であれば入院期間内にその他の検査も可能な限り行います。 腎臓・尿路系の外科の先生と検査結果を共有・相談することで、今後の方針を検討します。 先天性腎尿路異常を早期発見する事で、将来的に腎臓の機能低下を防ぐことが目的です。 |
9. 子どもの腎臓精密検査(慢性腎疾患の早期発見)
主訴・症状 |
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実施内容 (検査・処置・治療) |
全身麻酔下腎生検 |
入院期間 | 1週間程度 |
概要 | 1週間程度の入院で全身麻酔を行い、腎臓そのものの組織を摘出する検査を行います。太い注射針のようなもので行い、検査の傷は1cm程度です。 腎臓の組織を直接見る事で、病気の原因を特定し、治療方針を決めることができます。 腎臓病を早期に発見し、早期に治療する事で将来的な腎機能低下を防ぐことが目的です。 |
10. 周りの子と違うのはなぜ?治療を考える入院
主訴・症状 |
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実施内容 (検査・処置・治療) |
血液検査によるホルモンのバランスやホルモンが関係してるお体の画像検査をおこないます。また入院をしてホルモンを出させる検査をおこない、原因を探っていきましょう。 |
入院期間 | 2泊3日~3泊4日 |
概要 | 低身長や高身長の原因は様々あります。お子さんの身長が成長曲線からはずれていたり、二次性徴の問題について一緒に向き合い、原因に対する治療を目指しましょう。また周囲との成長過程の違いでお悩みがあれば心理的介入も可能です。 |
必要なもの | 今までの成長記録(母子手帳や身長体重計測表など)をご持参ください。 |
11. 医療ケアを必要とするこどもの定期検査ドック
主訴・症状 |
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実施内容 (検査・処置・治療) |
患者さんの医療ケアを中心とした全身管理を行います。 必要に応じて、血液検査や脳波検査、画像診断など各種検査を行うことが可能です。 |
入院期間 | 1週間以内 |
概要 | 小児神経グループの医師、小児科病棟看護師などが連携して入院中の生活をサポート致します。 |
12. 母斑症ドック(神経皮膚症候群に関する精査)
主訴・症状 |
※母斑症とは、特徴的な体のあざと一緒に、全身の臓器(脳・眼・骨・心臓・腎臓)に生まれつき異常を伴う疾患の総称です。 |
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実施内容 (検査・処置・治療) |
疑われる神経皮膚症候群に関する精査を実施いたします。 画像検査(CT、MRI、SPECT)、生理学検査(脳波、神経伝導速度等)、発達検査、他科連携(皮膚科、耳鼻科、眼科など)、遺伝子検査なども必要に応じて行います。 小児神経専門医、小児科看護師などが連携して入院中の生活をサポート致します。 |
入院期間 | 約1週間 |
概要 | 治療方法がある疾患の有無を早期に特定することができ、ご家族の安心につながると考えます。当院では、神経皮膚症候群に対する多職種連携チームが存在し、必要に応じてトータルケアを行うことも可能です。診断後も観察が必要な場合は、引き続き定期検査を実施しております。 |
13. ビデオ脳波検査(小児けいれん性疾患の精査)
主訴・症状 |
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実施内容 (検査・処置・治療) |
外来で行う脳波は30分程度ですが、当院では数時間のビデオ脳波記録(検査入院)が可能です。 長時間の記録を行うことで異常波の発見する可能性が上がり、正確な診断につながることが期待されます。 |
入院期間 | 1週間以内 |
概要 | 小児けいれん性疾患の精査を行います。画像検査(CT、MRI、SPECT)、生理学検査(脳波、神経伝導速度等)、発達検査、他科連携(耳鼻科、眼科など)、遺伝子検査なども必要に応じて行います。 小児神経グループの医師、小児科病棟看護師などが連携して入院中の生活をサポート致します。 |