病院長挨拶

山本 謙吾
皆さまには、日頃より東京医科大学病院に多大なご支援を賜っておりますことを心より御礼申し上げます。
今後、このホームページを使いまして、当院の状況、今後の取り組みなどを皆さまにお伝えできればと考えております。
昨年度はコロナ禍ではありましたが、初来患者さん(初めて当院に訪れた患者さん)の数は過去最高となりました。新型コロナウイルス感染症への対応をしながらも特定機能病院としての役割を全うしよう、と全職員が一丸となって取り組んだことが結果として表れたと思っております。
新年度に入り、4月より眼科では日帰りでの白内障手術を開始しております。いくつかの条件に合った方を対象としておりますが、順調に進んでおります。今後、少しでも患者さんの負担が軽くなる取り組みを各診療科で考えていきたいと思っております。
また、ご存じの通り、5月8日より新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけが2類から5類に引き下げられております。当院としましては、入院前に行っておりましたPCR検査の廃止しております。そして、制限をさせて頂いておりました入院患者さんとの面会も段階を踏んだ状態ではありますが再開をさせて頂きました。院内でのマスクの着用、9階ホワイエでの面会の禁止等、引き続き皆さまにご理解頂かないといけない事例もございますが、徐々に「通常」に戻りつつあると実感しております。
新病院に移転をして4年目を迎えますが、移転をして1年も経たないうちに新型コロナウイルス感染症に見舞われております。そのような意味でも、今年度は新病院の再スタートとして新たな気持ちで医療に取り組んでいきたいと思っております。よろしくお願い致します。
2023年6月1日
東京医科大学病院
病院長 山本 謙吾