病院長挨拶
「安心・安堵」を感じていただき、
「わかりやすい医療」を提供する病院を目指して

山本 謙吾
2021年9月1日付で病院長に就任いたしました。皆さまには、日頃より東京医科大学病院に多大なご支援を賜っておりますことを心より御礼申し上げます。
東京医科大学は1916年に創立し105年、東京医科大学病院は1931年に開院し90周年を迎えました。
我々は、西新宿の地で特定機能病院として高度医療を提供し続け、且つ日本の医療を支えていくことが社会的使命であると認識し、「安心・安堵」を感じていただける病院を目指し、「わかりやすい医療」を心がけております。今後はこれまで以上に「患者さんにご満足いただける病院」となるよう、当院の理念である「人間愛に基づいた患者さんとともに歩む良質な医療」をさらに実践してまいります。
2020年より新型コロナウイルス感染症との闘いが続いておりますが、皆さまの健やかな日々のための頼れる存在であるよう、感染防止対策に万全を期しながら、特定機能病院としての使命を果たしていきます。
平成・令和の時代は、アナログからデジタルの時代へと移行し、IT化、スピード化、合理化が推進されてきました。2019年に開院した新大学病院においても様々なテクノロジーを集約した機能が配備されております。しかしそのような社会背景の下で、結果を急いで大股に歩いた一歩と一歩の間に、決して踏み飛ばしてはならない大切な何かが常にあるということも忘れてはならないと思います。そしてその何かが患者さんの訴えや痛みであることは決して許されません。全職員がそのことを肝に銘じて、これからも患者さんにしっかりと寄り添った医療を推進してまいりたいと存じます。
2021年9月1日
東京医科大学病院
病院長 山本 謙吾