がん診療連携拠点病院
当院は平成23年3月18日付で『がん診療連携拠点病院』に指定されました。
がん診療連携拠点病院の役割
高度ながん医療の提供
緩和ケアの提供
セカンドオピニオンの実施
がん相談窓口の設置
院内がん登録の実施
地域の医療機関との連携などにより、患者さんやご家族の診療とケアを行います。
院内がん登録データ
がん登録とは
「がん登録」とは、がんの診断、治療、経過などに関する情報を集め、保管、整理、解析する仕組みのことです。
「院内がん登録」は、がん診療連携拠点病院などで、診断・治療されたすべてのがんに関する情報を、登録・集計・分析・管理する仕組みです。
登録された院内がん登録データは、病院内のがん診療の実態を把握し、特徴を明らかにするための情報として活用されます。そして登録されたデータは、国立がん研究センターに提出します。これにより、がん診療の質向上、患者さんやご家族への支援に役立てられます。
さらに「全国がん登録」では、全国すべての病院および一部の診療所が「がん登録推進法」に則って義務として届出を行っているものです。がん患者さんの数や診療等について、国が一括登録・一元管理を行っており、わが国においてのがん対策における基礎データになります。
院内がん登録の対象と方法
対象となるのは、入院、外来に関わらず、当院にてがんと診断された、もしくは他施設でがんと診断されたあと当院を受診し治療を受けたすべての患者さんです。
当院では、がん診療連携拠点病院等の整備に関する指針、及び院内がん登録の実施に係る指針に基づき、「標準登録様式」に基づく院内がん登録を実施しています。
個人情報の取り扱いについて
がん登録を行う病院では、国の定めるルールに従い、厳重に個人情報を管理しています。
国立がん研究センターに「院内がん登録」データを提出する際は、個人が特定できる情報(氏名、詳細な住所等)を除いた匿名化されたデータに加工されています。
登録により収集した情報は以下の目的において利用しています。
- 全国がん登録を目的とする情報提供
- 院内がん登録全国集計を目的とする情報提供
- 予後調査・生存率の集計および分析
- 予後調査のための市区町村への戸籍、住民票による照会
- 研究、教育のための資料提供
- 統計等の作成およびその二次利用
院内がん登録データの二次利用の拒否(オプトアウト)について
国立がん研究センターに提出されたデータ提供の二次的な利用については拒否(オプトアウト)の機会が提供されています。もしご自身に関する情報が二次利用されたくない場合は、当院の窓口(以下資料参照)へお申し出ください。なお、二次利用の拒否(オプトアウト)を申し出られた場合でも、診療で不利益を被ることは一切ございません。
※詳細は以下の資料をご覧ください。
院内がん登録データ
グラフをクリックするとPDFで覧いただけます。




キャンサーボードの実施について
当院では、がん患者さんの病態に応じた適切ながん医療を提供できるよう、キャンサーボード(腫瘍カンファレンス)を実施しています。
<お問い合わせ>
担当:総務課
電話:03-3342-6111 内線(4512)
がんの相談
緩和ケア研修会修了者一覧
「がん等の診療に携わる医師等に対する緩和ケア研修会の開催指針」(平成29年12月1日付健発1201第2号厚生労働省健康局長通知)に基づく研修修了者の一覧はこちらから。
リンク
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東京医科大学病院 「新宿でがん相談」 (がん相談や緩和ケア、がん患者サロン、がんに関する情報など閲覧) |
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国立研究開発法人国立がん研究センター がん情報サービス (各種がんの解説、診断・治療方法、統計などを掲載) |
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医療情報サービス Minds (マインズ) (各種がんなどの診療ガイドラインを掲載) |