文部科学省 平成24年度大学改革
推進等補助金
「医学部・大学病院の教育・研究活性化及び地域・へき地医療支援人材確保」事業に対する当院の取り組み
本補助事業とは
若手医師が医学部・大学病院において教育や研究活動に従事できる環境を整備するとともに、地域医療支援人材として地域の医療機関で診療に従事することにより医師不足対策に貢献するための事業として平成24年度文部科学省が実施し、当院はこの補助事業に採択されました。
概要
●若手医師が教育・研究に従事できる環境を整備すること。
本事業により新たに雇用する者(若手医師)が、医学部(又は大学病院)で教育・研究活動の活性化に貢献すること。
●地域・へき地医療機関で診療に従事すること。
本事業により新たに雇用する者は、週1.5日程度以上、地域又はへき地の医療機関において診療に従事すること。この場合の医療機関とは、自治体や医療対策協議会等の要請に基づき東京医科大学が指定するものとし、当該医師が個人的に勤務するものを含まない。
目的と事業内容
●目的
本補助事業の全体の目的は、高度で先進的な医療を行うことのほか、新たな医療技術の開発や、教育病院として医療者の育成など多面的な役割を担うことが求められており、大学病院における人材不足の改善を図り、多忙な大学病院勤務医の勤務環境の改善を図る一方、当該医師に対しては安定した身分を保障することでインセンティブを付与し、若手医師を活用することで大学病院における診療・教育・研究の活性化を図ることを目的としました。
また、医師の確保が困難なため、安定的な医療体制の維持継続が困難な地域に医師を派遣することで、医師偏在解消への対策を施し、安定した医療体制の確保を支援することも本事業の目的といたしました。
●事業内容
本事業の取り組みとして、大学病院における人材不足の改善を図るために、まず臨床研究医1名を助教として雇用し、若手医師による診療・教育・研究の活性化を図ります。
また、5月より、地域医療の安定に寄与すべく当該医師を鹿島労災病院(茨城県神栖市)へ派遣しております。
経緯
平成24年3月 | 文部科学省より「医学部・大学病院の教育・研究活性化及び地域・へき地医療支援人材の確保」に関する計画書の提出依頼 |
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平成24年4月 | 東京医科大学病院より「大学改革推進等補助金(大学改革推進事業)」交付申請 |
平成24年4月 | 大学改革推進等補助金「医学部・大学病院の教育・研究活性化及び地域・へき地医療支援人材の確保」交付決定 |
経過
平成24年5月 | 東京医科大学 内科学第三講座 臨床研究医を助教として採用。 |
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平成24年5月 | 本事業により、上記の医師を茨城県保健福祉部長より要請のあった鹿島労災病院(茨城県神栖市)へ派遣を開始。 |
以上