施設基準に係る掲示事項
当院は、厚生労働大臣の定める基準に基づいて診療を行っている医療機関です。
令和7年5月28日更新
1.特定機能病院入院基本料7対1(一般病棟)の看護職員配置基準について
該当病棟の看護師配置基準は、入院患者さん7名に対し看護師1名以上、入院患者さん25名に対し看護助手1名以上を配置しています。
1日に平均17名以上の看護師が勤務しており、時間帯毎の配置は次のとおりです。
- 8時から17時までの看護師の受け持ち患者数は平均4~5名以内です。
- 17時から8時までの看護師の受け持ち患者数は平均9~12名以内です。
- 看護助手は平均4名勤務しています。
なお、病棟や休日、時間帯などで看護職員の配置が異なります。
各病棟に詳細を掲示しておりますのでご参照ください。
2.包括評価方式(DPC)対象病院について
当院は、入院医療費の算定にあたり包括評価と出来高評価を組み合わせて計算する「DPC対象病院」となっております。
「DPC対象病院」としての当院の係数は以下のとおりです。
令和7年6月1日より
基礎係数 | 1.1182 |
---|---|
機能評価係数Ⅰ | 0.4645 |
機能評価係数Ⅱ | 0.09630 |
3.入院診療計画、院内感染防止対策、医療安全体制
当院では、入院の際に医師をはじめとする関係職種が共同して、患者さんに関する診療計画を策定し7日以内に文書によりお渡ししております。また、厚生労働大臣が定める院内感染防止対策、医療安全体制の基準を満たしております。
4.入院時食事療養について
当院は入院時食事療養(Ⅰ)の届出を行っております。
管理栄養士により管理された食事を適時(夕食については午後6時以降)、適温で提供しております。
5.保険外負担に関する事項について
①選定療養費
選定療養費とは、初期の治療は地域の診療所などで行い、高度専門医療は200床以上の病院で行うという医療機関の機能分担を目的として厚生労働省が制定した制度です。紹介状なしで200床以上の病院にかかった場合、患者さんがあえて大規模病院を選択したということでご負担をいただいております。
- 紹介状なしの初診時 7,700円(税込)
(※再初診の場合も同上) - 他院紹介後の再診時 3,300円(税込)
以下に該当する場合は、徴収対象外となります。
- 救急車で搬送された場合(一部例外あり)
- 特定疾患等の公費負担受給対象の方
- 別の診療科を受診中の方(但し、医科と歯科は別の扱いになります。)
②時間外選定療養費
緊急性を要しない患者さんの時間外の受診につきましては、別に時間外選定療養費を徴収いたします。
11,000円(税込)
平 日 | 17:00〜翌日8:00 |
---|---|
第1.3.5土曜 | 12:00以降 |
第2・4土曜、日曜、祝日、創立記念日 | 終日 |
以下に該当する場合は、徴収対象外となります。
- 受診後、そのまま入院となった場合
- 当院で当日受診があり、症状増悪により受診の必要があった場合
- 時間外外来の受診のための紹介状をお持ちの場合
- 時間外外来での点滴、処置等の予約票をお持ちの場合
③予約診察と自費での取り扱いについて
当院は、高度先進医療を担う特定機能病院として、毎日たくさんの患者さんをご紹介いただいて大変混雑しております。そこで2021年6月より受付や待合室も備えた専用のプライベートスペースとして“メディカーサ”を開設いたしました。予約センター(以下、メディカーサ)では、ご希望の医師による診療を事前に予約いただき、お待たせすることなく受診いただける「完全予約制の診療を行っております」
メディカーサでは、選定療養費として診療費とは別に以下の予約料がかかります。
初診:16,500円(税込)、再診:11,000円(税込)
④特別療養環境室料について
当院では、特別療養環境室料について、利用日数に応じた実費の負担をお願いしております。
⑤【証明書】、【選定療養】、【セカンドオピニオン】、【医科点数表に規定する回数を超えて受けた診療費】、等に関する一覧
⑥多焦点眼内レンズを使用する白内障手術の選定療養費について
多焦点眼内レンズを使用する白内障手術を受ける場合、当院では、選定療養費の費用として、通常の診療費とは別に以下の金額をご負担いただきます。
多焦点眼内レンズの種類 |
金額 |
---|---|
テクニスシンフォニー | 141,790円 |
テクニスシンフォニー トーリック | 173,800円 |
バイオプ゚ティクス テクニクスシナジー | 184,470円 |
バイオプティクス トーリック テクニスシナジートーリック ペンオプティクストーリック |
221,815円 |
6.診療報酬の算定項目の分かる明細書の発行について
当院では、医療の透明化や患者さんへの情報提供を積極的に推進していく観点から、領収証の発行の際に、個別の診療報酬の算定項目の分かる明細書を無料で発行しています。また、公費負担医療の受給者で医療費の自己負担のない方についても無料で発行しています。明細書の発行を希望されない方は、会計窓口にてその旨お伝えください。
7.情報通信機器を用いた診療について
情報通信機器を用いた診療の初診において、向精神薬の処方は行っておりません。
8.医療情報取得加算について
当院はマイナンバーカードによる保険証(マイナ保険証)の利用によるオンライン資格確認の体制を有しております。患者さんよりお預かりした、受診歴、薬剤情報、特定健診情報、その他必要な診療情報を適切に管理し活用して診療を行います。
9.医療DX推進体制整備加算について
当院は、マイナンバーカードによる保険証(マイナ保険証)の利用により医師が実施する診察室において、オンライン資格確認等システムにより取得した診療情報等を活用して診療を実施している保険医療機関です。
10.処方箋の使用期限について
当院では、原則として「院外処方箋」を発行しています。有効期限は交付日を含めて4日以内のため、期限内に院外の保険調剤薬局へお出しください。
11.後発医薬品(ジェネリック医薬品)について
当院では、厚生労働大臣が推進している後発医薬品(ジェネリック医薬品)を積極的に採用しています。
後発医薬品(ジェネリック医薬品)とは、先発医薬品と同じ有効成分、同じ効能・効果が確認されたうえで、製造、販売が許可されている医薬品です。
現在、全国的に後発医薬品を含む多くの医薬品の供給不足が続いていますが、当院では医薬品の供給不足が生じた場合、速やかに適切に治療計画の見直しを行う体制を整えています。そのため、医薬品の供給状況によっては、投与する薬剤を変更する場合がありますが、その時は事前に患者さんには十分説明させていただきますので、ご理解とご協力いただきますようお願いいたします。
12.一般名処方の使用について
当院では、後発医薬品の使用促進・医薬品の安定供給に向けた取り組みとして、後発医薬品のある医薬品について、特定の医薬品名を指定するのではなく、薬剤の成分をもとにした一般的な名称により処方箋を発行する場合があります。一般名処方によって特定の医薬品の供給が不足した場合であっても、患者さんに必要な医薬品が提供しやすくなります。
※一般名処方とは、お薬の「商品名」ではなく、「有効成分」を処方箋に記載することです。そうすることで供給不足のお薬であっても有効成分が同じ複数のお薬が選択でき、患者さんに必要なお薬が提供しやすくなります。
※医学的理由で一般名処方ができない場合もございますので予めご承知おきください。
13.長期収載品処方に係る選定療養費について
令和6年の診療報酬改定により長期収載品の制度が導入されました。
患者さんの希望で長期収載品(同じ効果を持つ後発医薬品が発売されている先発医薬品)を選んだ場合、後発医薬品との差額の4分の1が選定療養費として患者さんの自己負担となる仕組みです。ただし、医師が医学的理由により必要性があると判断した場合などは、選定療養費の対象外となります。
14.がん性疼痛緩和指導管理料について
当院では、多職種からなる緩和ケアチームが、主治医や病棟・外来スタッフと共同してケアを提供しております。
それぞれの専門性に基づいて議論を行い、共通の目標に向かってアプローチいたします。
がんの痛みに対しては様々な鎮痛剤を用いてしっかり痛みを緩和します。薬物療法のみで十分な痛みの緩和が得られない時には、麻酔科や放射線科とともに連携して神経ブロックや緩和的放射線治療による鎮痛法を行っています。
15.外来腫瘍化学療法診療料、外来腫瘍化学療法診療料・連携充実加算の施設基準に関わる掲示
当院では、化学療法実施中の患者さんの治療の安全確保や体調不良時等の緊急を要する際、以下のように体制を整備し診療等を行っております。
- 化学療法に係る専任の医師、看護師または薬剤師を常時1名以上配置し24時間体制で緊急時の対応をしております。
- 治療による副作用や病状等により緊急で入院が必要になった場合に、入院治療できる体制を整備しております。
- 化学療法に携わる各診療科の医師、看護師、薬剤師など多職種から構成される委員会を年1回以上開催し、院内で実施される治療内容の妥当性を評価し承認しております。
参考資料【外来化学療法センターについて】 - 外来腫瘍化学療法診療料・連携充実加算
当院で実施されているがん薬物療法レジメンに関すること
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16.院内トリアージ実施料について
当院では、「時間外外来」において看護師による診療の順位付け(トリアージ)を行っております。
時間外外来には、重症から軽症まで様々な病態の患者さんが来院します。一見、軽症に見えても、実は深刻な症状または緊急処置を要する重症状態に陥ってることもあります。そこで当院の時間外来では、平成24年4月より、これまでの来院順での診療科体制から、看護師が外来目的や症状などの観察を行い、容態や緊急度に応じて、診察の順位を決定するトリアージ実施体制を取っています。
時間外外来の本来の目的であるところの「一人でも多くの人命を救うこと」や「病状の重症化防止」を図るための診療体制として、ご理解とご協力をお願いいたします。
17.コンタクトレンズ検査料について
コンタクトレンズの装用を目的に受診された方は初診料又は外来診療料の他にコンタクトレンズ検査料Ⅰが算定されます。
項目 |
点数 |
---|---|
初診料 | 288点 |
外来診療料 | 74点 |
コンタクトレンズ検査料1 | 200点 |
18.ハイリスク分娩等管理加算
19.歯科診療に係る医療安全対策について
当院は、院内各所にAED(自動体外式除細動器)を設置する他、院内の救命救急センターと連携を図り患者さんの緊急事態に備えており、院内感染対策や医療安全管理対策として、厚生労働省院内感染サーベイランス事業、財団法人日本医療機能評価機構ヒヤリハット収集事業、医療事故情報収集等事業に参画しデータに基づいた把握と発生防止に努めております。また、院内感染予防策の推進と、医療安全確保のため、従業員に対する院内研修会を随時開催し、職員の啓発活動を行っております。