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小児科・思春期科

小児呼吸器・気管支鏡外来

お知らせ

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 小児呼吸器外来では長引く咳嗽や喘鳴の精査、在宅酸素導入児や気管切開児の管理、その他原因不明の呼吸器疾患の精査などを目的とした外来です。

 咳嗽や喘鳴は日常診療においてよく見られる症状で、その多くは感染症やアレルギーが関連した疾患です。しかしその中で喉頭軟化症や気管軟化症、血管輪による気管狭窄、声帯障害といった気道病変が見逃されているケースも多くみられます。また嚥下機能障害に伴う誤嚥、胃食道逆流症なども喘鳴や繰り返す肺炎などの原因となります。気管切開児では長期のカニューレ留置に伴う肉芽形成やチューブの位置異常などが問題となります。

 当科では必要に応じ喉頭気管支鏡検査や肺機能検査、SpO2トレンド解析、胸部CT画像診断、24時間pHモニタリング、上部消化管造影等を適宜施行することで、適切な診断と早期治療介入による合併症の防止に役立てております。喉頭気管支鏡検査は侵襲が加わる検査ではありますが、直視下で気道を観察することができるため、診断や今後の治療方針を決める上では非常に有用な検査です。当科では沈静薬の使用にて児の負担を極力少なくし、また同時に万全の体制をとった上で安全に施行することを心がけております。現在、年間で約60件程度の喉頭気管支鏡検査を施行しておりますが、これまで大きな合併症なく、多くの症例で診断・治療方針の決定に役立てております。

 呼吸器疾患の管理は成長に伴い解決すべき諸問題があります。これには適切な気道や肺機能の評価、嚥下機能を含めた栄養指導、感染の管理、看護ケアなどが肝心となります。当科では喉頭気管支鏡検査による正確な診断を行うだけでなく、肺機能検査やSpO2トレンド解析による継続的フォローアップを看護ケアも含めて包括的に行っておりますので、原因不明や難治性の呼吸器症状有する児、継続的な呼吸および気道評価が必要な児がおりましたら是非ご紹介ください。

 なお喉頭気管支鏡検査およびSpO2トレンド解析は原則として1泊2日の検査入院となりますので、外来にて日程調整させて頂きますことをご了承ください。

担当医

菅波 佑介

問い合わせ先

小児科・思春期科外来 
(03)3342-6111(代)
「小児科・思春期科外来受付」宛

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