渡航者医療センター
レジリエンス外来(海外赴任者のメンタルヘルス)
海外勤務は、その当事者に様々な環境変化をもたらします。
文化、言語の異なる地で、国際的な対人関係を構築しながら行う業務は、勤務者のビジネスチャンスを広げる一方で、国内勤務とは異なるストレスをもたらす可能性もはらんでいます。
大きな環境変化が心身にもたらす影響により、パフォーマンスが左右されることを考えると、海外勤務者のメンタルケアは、本人のみならず企業にとっても重要な課題と言えるのではないでしょうか。
レジリエンスは、環境の変化に対し、バネのようにしなやかに応じる力をイメージした心理学用語です。海外勤務者が現地でレジリエンスを発揮できるようにサポートすることを目指しています。
*当外来の特色
- 海外勤務者のメンタルヘルス対策に特化した外来です。
- 海外勤務前や赴任中の従業員及び家族のストレス状態を精神科専門医が確認いたします。
海外勤務者のメンタルヘルスに関し、企業担当者の方からのご相談も承ります。 - 緊急を要する場合、当院や他院のメンタルヘルス科と連係いたします。
内容
Ⅰ.海外勤務前・海外勤務中の従業員及び家族との面談、セルフケア指導
Ⅱ.企業担当者との面談
①海外勤務者のメンタル不調に関するご相談
②社内の海外勤務者向けメンタルヘルス対策やシステム構築のお手伝い
Ⅲ.海外勤務とメンタルヘルスに関する各種講演、セミナーの受託
利用方法
Ⅰ.海外勤務前・海外勤務中従業員及び家族との面談、セルフケア指導
- 事前に企業登録が必要です(個人で申し込みをご希望の方はご相談ください)
①海外赴任者の健康管理を担当する部署(人事部、産業保健部など)の方から、渡航者医療センターにメールでご一報ください。担当医師が折り返しご連絡いたします。
E-mail : travel@tokyo-med.ac.jp
・メールの件名:レジリエンス外来登録
・メール内に、「企業名」、「担当者のお名前と部署」、「連絡先」の記入をお願いします。②担当医師から連絡させていただきます。
③レジリエンス外来の趣旨をご了解いただけましたら、企業名と担当者のお名前を登録させていただきます。
- 予約から当日までの流れ
①予約
面談する方ご自身で、渡航者医療センターに直接ご連絡ください。ご勤務先が登録されていることを確認の上、面談の日時を予約いたします。②ストレスチェックテスト、レジリエンス外来問診票の記入
予約後、ストレスチェックテスト、レジリエンス外来問診票をご記入いただきます。必ず来院前にご記入の上、当日お持ちください。プライバシーに関わる書類になりますので、待合室でのご記入はご遠慮ください。③面談+セルフケア指導
予約時間の15分前にお越しいただき、レジリエンス外来問診票を提出していただきます。
問診用紙はこちらからダウンロード④面談報告書発行
勤務先の企業に報告書を発行いたします。面談後、本人にお渡しいたしますので、本人から企業に提出してください。⑤お支払い
本人の立て替えでお願いいたします。
*初回面談 16,500円(税込)面談所要時間:約1時間
2回目以降 11,000円(税込)面談所要時間:約30分
(受診基本料と企業への面談報告書が含まれています)
Ⅱ.企業担当者との面談 →企業からの相談窓口
Ⅲ.海外勤務とメンタルヘルスに関する各種講演、セミナーの受託
yumatsu@tokyo-med.ac.jpにご連絡ください。メールにてご希望や日程等を承ります。
面談時間
*毎週:木曜
問合せ先
東京医科大学病院 渡航者医療センター
〒160‐0023 東京都新宿区西新宿6-7-1 東京医科大学病院8階
電話 : 03-5339-3726(直通)
E-mail : travel@tokyo-med.ac.jp