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口唇口蓋裂センター

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口唇口蓋裂センターについて

口唇口蓋裂とは

口唇口蓋裂とは、頭蓋顎顔面領域において頻度の高い先天異常で、口唇または口蓋に裂がみられる疾患の総称です。胎児期に顔面の組織の癒合が正常に行われなかったときに口唇裂や口蓋裂が発生しますが、その原因は現在のところ明確には分かっていません。一般的には、一つの要因だけでなく、遺伝的要因や環境的要因など複数の因子が合わさったときに発症するという多因子説が有力です。その発生頻度は人種によって異なり、日本人における発生率が最も高く、おおよそ出生児500人に1人といわれています。また、左側に多く、口蓋裂は男性より女性に、口唇口蓋裂は女性より男性の方が多いのですが、その原因も明らかになっていません。

口唇口蓋裂センターの特徴

東京医科大学病院では、口唇口蓋裂を専門的に治療しております。口唇口蓋裂の治療に関わる診療科(産科、小児科、耳鼻咽喉科・頭頸部外科、形成外科、歯科口腔外科・矯正歯科、遺伝子診療センター)が連携して対応しており、一つのチーム(口唇口蓋裂センター)として定期的にカンファレンスを行い、患者さんの情報を共有して総合的に治療にあたっております。また、東京医科大学病院は自立支援医療、更生医療の指定病院です。申請により、手術や歯科矯正治療などに対し医療費の補助を受けることが出来ます。

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