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外来エコーセンター

臨床画像

先鋭化する医療情勢に対応し、先端技術の臨床応用および実践に努力しております。

高コントラストグレイスケールイメージ

超音波イメージングの基本はグレイスケール像です。当センターではハーモニックイメージという二次高調波を主体としたS/N比の高い撮像法を標準にしています。また状況に応じコンパウンドイメージという多方向の超音波ビームを合成する手法も使い分けます。これらにより視認性を考慮した高画質画像の提供に取り組んでいます。画像は、胃幽門部に限局する不規則壁肥厚像(矢印)。

高感度ドプライメージ

高速デジタル処理による微細なドプライメージが得られます。ハイエンド装置のため波形解析もオート機構により簡便に解析が可能です。画像は、左腎静脈捕捉症候群のパルスドプラ(左)とFFTによる圧較差解析(右)。

パノラミックイメージ

超音波のウィークポイントとして小さな視野が挙げられます。パノラミックイメージは探触子を用手的に移動させ、その位置ピクセルのベクトル値変化に基づき画像延長する手法です。画像は、下腿部大伏在静脈の拡張と不全穿通枝(矢印)のパノラミックイメージ。

組織弾性イメージ

組織の硬さを評価する機能で、関心領域内の歪み分布を可視化します。本機能は、主観的ではない硬さの情報がリアルタイムに得られます。特に体表領域(乳腺、甲状腺)では、組織弾性評価の有用性に関する報告が多数なされています。画像は、非触知浸潤性乳管癌の組織弾性イメージ(病巣部が青色で表示される)。

微細石灰化描出機能

特殊フィルター処理により特徴的信号を明瞭化する技術です。従来、乳腺超音波における微細石灰化の検出能は、マンモグラフィに比べ大きく劣っていました。本機能により、これまで認識困難とされた微細石灰化も比較的容易に描出できるようになってきました。画像は、微細石灰化(白色輝点)を主体とする非浸潤性乳管癌例。

RVS(Real-time Virtual Sonography)

CTやMRIからのボリュームデータを用い、超音波像と対応する断面を表示する機能。他モダリティで偶発的に発見された病変に対するsecond-look USのガイド機能に活用しています。PACS環境ではDICOM Q/R機能によりサーバーからデータを直接取得でき、多領域での臨床応用が期待できます。画像は、舌根深部の異物(矢印)。CTバーチャル像(左)、エコー像(右)。

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