薬剤部
保険薬局の方へ
院外処方箋 疑義照会事前同意プロトコール運用について
調剤上の典型的な変更に伴う疑義照会を減らし、患者さんへの薬学的ケアの充実および処方医や保険薬局の負担軽減を図る目的で「院外処方箋における疑義照会事前同意プロトコール」を運用しています。
本プロトコールの運用にあたっては、合意書を交わすことを必須条件としています。
合意希望の保険薬局は、プロトコール詳細や運用方法をご説明しますので、お問い合わせください。
服薬情報提供について
当院では、各種の服薬情報提供に際して服薬情報提供書(トレーシングレポート)を用意しております。
◆服薬情報等提供料1または2
◆服薬情報等提供料3
◆調剤後薬剤管理指導料2
また、当院ではDr.JOYの薬薬連携機能システムによるトレーシングレポートの受付も対応しております。
●Dr.JOYについて
Dr.JOYは病院と薬局とのコミュケーションツールです。
Dr.JOYについてはコチラ
●Dr.JOYアカウントの作成方法
下記フォームより申請してください。営業日2~3日以内にアカウント情報が送られてきます。
●Dr.JOYアカウントの連携方法
トレーシングレポートの送信には当院との連携対応が必要となります。
【薬薬連携】施設連携方法
糖尿病薬適正使用のためのシックデイカード
当院では、糖尿病のある患者さんを対象に当院独自の「シックデイカード」を作成しています。
このシックデイカードは、日本くすりと糖尿病学会薬局部会作成のシックデイカードを参考に、当院の糖尿病・代謝・内分泌内科の医師を中心とした多職種チーム(Team Diabetes)にて作成しております。主に当院に入院した患者さんを対象に退院時にお渡しすることが多いですが、外来とも情報連携を行っています。A4サイズで4つ折りにし、お薬手帳にはさんで活用しています。
薬局での服薬指導時にご参考ください。また、シックデイカードに関するご質問や情報提供についても対応致します。

残薬調整について
平成30年度診療報酬改定において残薬分を差し引いた減数調剤の取り扱いが「調剤報酬点数表に関する事項<通則>」に示されました。当院における残薬調整規則および報告についての詳細は以下をご覧ください。
「残薬調整後の報告可」の場合は減数調剤に係る疑義照会は不要です。ただし、患者・家族からの申出のみではなく、必ず薬歴および残薬の外形状態・保管状況などを確認した上で対応してください。
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減数調剤の適用範囲
【適応範囲】
- 内服薬は、処方箋に記載された投与日数が対象となる
- 頓服薬は、処方箋に記載された投与回数が対象となる
- 外用薬、注射薬その他は、処方箋に記載された医薬品の処方量が対象となる
- 処方箋単位あるいはRp単位ごとに調整可能(一包化指示の場合は、処方箋単位に限る)
- 減数調剤の最低日数は1日とする。ただし、自然災害等を考慮し数日分の余裕についてご配慮ください。
【適応範囲外】
- 麻薬および覚せい剤原料
- 一包化指示の処方における薬剤ごとの減数調剤
- Rp内の一部の薬剤に対する減数調剤(投与日数の分解)
- 用法の一部に対する減数調剤(例:1日3回 朝 昼 夕食後 のうち昼食後のみの減数)
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疑義照会
処方を完全に削除(処方日数0日分)や、外用薬の1本から減数する場合は疑義照会をしてください。
その他、残薬調整以外や判断に迷う内容は、従来通り疑義照会してください。
別途連絡事項がある場合は、トレーシングレポートをご活用ください。 -
運用開始:2023年6月29日より
【ダウンロード】
お問い合わせ先
東京医科大学病院 薬剤部
TEL:03-5339-3732
FAX:03-5324-8169