東京医科大学病院 TOKYO MEDICAL UNIVERSITY HOSPITAL

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感染制御部

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感染対策シミュレーションコース

概要

 感染制御部の大きな役割として感染症診療の他に感染制御(感染対策)があります。病院で働く全職員が感染対策に関する知識を習得し、適切に実施する必要があります。ところが感染予防策の確実な実施には講義形式での教育には限界があり、実技トレーニングが必要です。そこでBLCやACLSを参考として感染対策が必要な症例を設定し、シミュレーション形式で研修ができるコースを生涯教育センターと協力して作りました。
 現在月に平均1回、約1時間弱のスケジュールで行っています。部屋を病室に見立てて、心肺蘇生トレーニング用の人形とPPE(個人防護具)を配置して実際の臨床現場をイメージしやすいように工夫しています。

目標

①感染予防策の概念(標準予防策と接触予防策)が説明できる。
②正しく日常的手洗い・手指衛生ができる。
③個人防護具(Personal Proactive Equipment :PPE)を
 正しい選択・正しいタイミング・正しい着脱方法で出来るようになる。

 
以上の3項目について十分な理解と確実な実施ができることを目標にしています。実際にシミュレーションで体を動かし、受講生同士のディスカッションを重視しながら、自ら考えることにより臨床現場で応用できる様に構成しています。

コース内容

PPE編、手指衛生編の2つのコースを行っています。

PPE編 コース風景

① オリエンテーション

感染制御部のディレクターがオリエンテーションを行います。目標をはじめ、PPEの着脱順序等を確認します。

② シナリオの一例

このような症例を3例(標準予防策2例、接触感染予防策1例)行います。1ブースに受講生5人で行い、ファシリテータ数名がつきます。

症例シミュレーションの後に、全員で振り返ってディスカッションを行います。ICTCでは、グループ内での受講生同士のディスカッションを特に重視します。ファシリテータはそれを促進する役割を担います。

③ 確認テスト・アンケート

シミュレーション終了後には、事前学習と同じテストを再度行い、受講前と比べて理解が深まったかを確認します。また、毎回アンケートを実施し、より良いコースにしていけるようブラッシュアップを重ねています。

実績

現在(平成30年2月末)合計2396名が受講しており、そのうち437名が指導スタッフに昇格しています。

このコースの成果をまとめたものを論文化しました。ご参照ください。
https://www.ajicjournal.org/article/S0196-6553(18)30813-7/pdf
(外部サイトAmerican Journal of Infection Controlに飛びます。)

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