東京医科大学病院 TOKYO MEDICAL UNIVERSITY HOSPITAL

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感染制御部

主な活動内容

1. 発生動向監視

  • 感染症発生の確認、感染経路および保菌者を把握するために、毎朝の感染制御部ミーティングにおいて情報共有および微生物サーベイランスによる感染症発生の確認と院内状況の把握を行っています。
  • カテーテル関連血流感染(CRBSI)サーベイランス、手術部位関連感染(SSI)サーベイランス等を実施しています。
  • 各種耐性菌の分離状況や血液培養の提出状況・2セット率などについて把握し、問題と思われる事例が発生した場合には注意を促すなどの介入を行っています。
  • 安全管理室と連携し、感染関連のインシデント・アクシデントに対応しています。

2. 対策実施の適正化

  • 感染予防策の周知徹底と継続的な実践および抗菌薬の適正使用を監視するために、毎週火曜日の午後に、広域抗菌薬使用症例(抗MRSA薬、カルバペネム系,ピペラシリン・タゾバクタムなどを4日以上使用した症例)、多剤耐性菌検出症例、Clostridium difficile感染症症例について協議しています。
  • 各部署を定期的にラウンドして、環境調査および直接観察法による手指衛生実施状況を確認しています。

3. 感染拡大防止への介入

  • 流行性感染症や多剤耐性菌が院内で発生した場合には、該当部署と密接な連携を取り、終息に向けた対策を講じています。

4. 感染症診療

  • 血液培養陽性症例、院内各診療科からのコンサルテーション症例に対しては、治療終了までフォローしています。
  • 広域抗菌薬長期使用症例に対してはラウンドの際に診断および治療面のアドバイスを行っています。
  • 薬物治療モニタリング(TDM)について薬剤部と共同で対応しています。

5. 職員への感染症・感染対策に関する教育・研修

① 研修医を対象とした教育

  • 研修医ランチョンセミナーで感染症診療の考え方、抗菌薬の使い方について定期的に勉強会を開催しています。研修医ランチョンセミナーについては年度前半に「感染症診療の総論事項と抗菌薬」について合計8回シリーズで開催し、年度後半には「症例から考える抗菌薬の使い方」として実際の症例を通じてどの様に感染症治療を行うかについて合計3回シリーズでレクチャーを行っています。
  • 主要抗菌薬の適正投与量の一覧表、主要抗菌薬のスペクトラム票、アンチバイオグラムなどのポケットマニュアルを作成し医師・薬剤師に配布し、現場での抗菌薬治療の参考にしています。
  • 初期研修医に対しては自由選択で1ヶ月の研修を行っています。担当症例を中心に感染症診療の基礎、診断方法、抗菌薬治療について研修し、感染対策、微生物実習なども幅広く教育しています。週に3−4回のクルズスを行い基礎知識の習得に努めています。
<初期研修医ランチョンセミナー内容>
第1回 血液培養について
第2回 感染症診療の基本
第3回 抗菌薬①(ペニシリン系、セフェム系、カルバペネム系)
第4回 抗菌薬②(アミノグリコシド系、ニューキノロン系、その他)
第5回 抗菌薬③(グリコペプチド系、嫌気性菌薬、抗真菌薬、その他)
第6回 症例編
第7回 微生物検査の基本
第8回 感染対策について
第9回 症例から考える抗菌薬の使い方①
第10回 症例から考える抗菌薬の使い方②
第11回 症例から考える抗菌薬の使い方③

② 全職員を対象とした研修

  • 全職員を対象とした医療安全・感染対策に関する研修会を年間2回開催し、基礎的な知識の提供および関連情報の確実な周知徹底をはかっています。
  • 定期的に開催される院内研修会を利用して、感染管理に関する研修会を年間2回開催し、情報提供および周知徹底をはかっています。
  • 中途採用者に対しては毎月開催している研修会への参加を促しています。
日程 カテゴリー 演題と内容
2018年1月23日 定例研修会 「末梢ルート管理の重要性」
末梢ルート感染の現状対策 観察項目の再確認
2018年6月4日~8日 必修研修会 「手指衛生やってます。AST始めました。」
手指衛生の重要性、抗菌薬適正使用チームの活動開始
2018年11月5日~9日 必修研修会 「インフルエンザですね&AST活動報告」
インフルエンザの流行に備え対策、ASTの活動報告
2019年3月12日 定例研修会 「結核への注意事項」
新宿地区での結核罹患者数の増加の現状と対策

③ 感染対策シミュレーション研修(ICTC:Infection Control training Course)

 生涯教育センターと共同で感染対策シミュレーション研修ICTCを開発し、標準予防策や経路別予防策の基本的な理解や個人防護具の正しい着脱などを中心に、症例を通じて実際に個人防護具を選択し着脱する研修を行っています。詳細はこちら

6. 職業感染対策

  • 人事課健康管理室と連携して、新規入職者を対象として流行性ウイルス性疾患の抗体検査および抗体基準未満の者に対してワクチン接種を実施しています。
  • 10月中旬に全職員・委託業者を対象として季節性インフルエンザワクチンの接種を行っています。
  • 当院で実習を行う学生等への流行性ウイルス性疾患の抗体検査およびワクチン接種の確認を行っています。

7. 医療連携

  • 近隣の連携医療機関との定期的なカンファレンスの開催(年4回)および各連携施設を直接訪問して感染対策に関するアドバイスを行っています。
  • 当院のほか、本学が運営する東京医科大学八王子医療センター、東京医科大学茨城医療センターの3病院による感染対策に関する会議を定期的に開催し、医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師が意見交換を行っています。

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