03-3342-6111(代表)

腎臓内科

主な検査・医療設備

マークのついている処置・検査・手術等は初回来院時には実施できません。

腎疾患精密総合検査

血液生化学検査、血清反応、免疫学的検査、尿成分定性、尿成分定量(24時間蓄尿法)、クリアランス検査、腎臓画像診断(超音波、CTなど)をはじめ、下記の腎生検を含めて総合的かつ多角的に質の高い精密検査を行い、腎疾患の適確な診断と病態把握を行います。外来通院および入院(1週間以内)にて実施します。

腎生検

腎疾患の診断に必須の検査。腎エコー法により腎臓の部位と穿刺針の位置を描写しながら、瞬時にして経皮的に微量の腎組織を採取します。最新の方法を採用しているため、確実性、安全性は極めて高いものです。採取組織は病理部の専門医により診断され、一例毎に医局の検討会で詳しく討議の上、診療方針を定めています。 年間実施症例数は60~70例です。尚、本検査は入院の上で行います。

血液浄化療法

腎不全に対する血液透析療法(人工腎臓)はむろんのこと、諸種の疾患における体液中の異常物質の除去療法を幅広く行っています。これらには、リポ蛋白吸着除去、ビリルビン吸着除去、免疫複合体除去、自己抗体除去、異常蛋白除去、リンパ球除去などがあります。これらの病因物質の体液中からの除去療法には、二重濾過血液交換装置や各種の吸着カラム、除去装置を組合わせて駆使します。

腹膜透析室

腹膜透析療法は、慢性腎不全の維持透析療法として、従来からの血液透析とは異なった特徴を持つ優れた治療法です。本療法では、在宅治療法による自己管理下に腎不全コントロールが可能です。当科では毎日専任の医師を配し、専任看護師などコメディカルスタッフと医療チームを編成して患者さんの管理体制を完備しています。必要に応じて週1回の血液透析を併用するハイブリッド治療も行っています。

腎疾患栄養相談

腎不全では水・電解質代謝異常や終末代謝産物の過剰蓄積など体内環境の恒常性維新機能が障害をきたします。このため、体内環境を一定に維持し生命に対する危険を低下させる食事療法が極めて重要です。また、低タンパク食事療法は進行性腎疾患の腎機能低下を阻止する効果があります。しかし食事療法は、患者さん自身により毎日実行されて初めて有効となる治療法であるため、患者さんの教育の良否によりその成果が左右されます。 当科では、腎疾患専門の個別栄養相談を行っています。

身体組成測定

多周波インピーダンス法により、細胞外液量、細胞内液量、体蛋白量、脂肪量など身体の成分量の測定を行います。

内シャント造設術、皮下留置カテーテル設置術、内シャント拡張術(経皮的血管形成術:PTA)

慢性腎不全が進行し、維持血液透析が必要になったときには血液接続のための準備が必要になります。自身の血管を用いた内シャントを作製する手術や透析用のカテーテルを皮下に埋め込む手術などを行っています。また内シャントが狭くなってしまった場合に、内シャントの血管を広げる拡張術も行っています。

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