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放射線科

専門外来

ラジウム外来

ラジウム‐223を使用して骨転移のある去勢抵抗性前立腺がんを治療します。

■ラジウム‐223(ゾーフィゴ注)とは

ラジウム‐223(ゾーフィゴ注)は、骨転移のある去勢抵抗性前立腺がんの治療薬です。ラジウム‐223は、カルシウムに類似した性質を有しており、骨転移巣のように骨代謝が亢進している部位に集積し、高エネルギーのアルファ線を放出することにより、近接する腫瘍細胞等に対してDNA二重鎖切断を誘発し、腫瘍増殖抑制作用を示すと考えられています。2015年時点において世界45カ国で承認・使用され、その有用性が高く評価されています。本治療は外来での投与が可能で、ご家族など周囲の方々への被ばくの心配はありません。

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■ラジウム‐223治療が可能な方
骨転移のある去勢抵抗性前立腺がんで、
1.内臓転移のない方。内臓転移のある前立腺がんにおける有効性および安全性は確立されていません。
2.骨髄機能が十分に保たれている方。副作用として骨髄機能の低下が起こる場合がありますので、治療前の血液学的機能として好中球数1,500/μL以上、血小板数100,000/μL以上、ヘモグロビン10.0g/dL以上の方が対象です。
3.その他いくつかの適応基準がありますので、適応の有無についてお気軽にご相談ください。

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