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産科・婦人科

専門外来

腫瘍外来

婦人科悪性腫瘍治療後の患者さんの長期フォローアップに主眼を置き、細胞診、超音波診断検査、CT、MRIなどを用いた検査診断、さらに生活指導を行い、必要に応じ入院治療または外来での化学療法などを紹介医と連絡を密にして行います。完全予約制ですので、ご紹介の際は、まず腫瘍外来担当医、一般外来へご紹介ください。

子宮鏡外来

不正出血や月経過多その他の子宮腔内における病変が疑われる場合、頸部細胞診で異常が認められ子宮内膜の肉眼的所見を得たい場合など、当科では積極的に子宮鏡検査を施行しています。患者さんのご紹介は、電話にて産婦人科外来受付でご予約ください。

ハイリスク妊娠外来

合併症(妊娠高血圧症候群、耐糖能異常、各種血液疾患、内分泌疾患、心疾患など)妊婦の妊娠・分娩管理を中心に、胎児奇形精査、羊水穿刺による胎児染色体検査など、ハイリスク妊娠の患者さんを診察しています。胎児染色体検査をご希望の場合は、妊娠12週頃までにご紹介ください。妊娠15週前後に羊水穿刺を施行しますので、患者さんへの説明から実施、結果のご報告までを当外来でさせていただき、以後ご紹介いただいた先生方の病院へ通院していただいています。

不妊症(リプロダクションセンター)

コルポスコープ外来

子宮頸部細胞診の異常に対しコルポスコープ検査下生検を行い、円錐切除術後のフォローアップをしています。完全予約制ですので、受診希望の患者さんは産婦人科外来受付まで電話にてご予約いただき紹介状をお持ちください。

骨盤臓器脱(POP)外来

女性の骨盤底(こつばんてい)には、男性と異なり尿道や肛門に加えて腟が存在します。赤ちゃんを産むためのこの構造のため、出産や加齢で骨盤底の結合組織が傷ついたり緩むと、子宮が腟口から下がる「子宮脱」、膀胱や直腸が腟の壁と一緒に下がる「膀胱瘤」「直腸瘤」が生じます。子宮の摘出後でも、袋が裏返ったように腟自体が下がることがあります(「腟脱」)。これらを総称して、骨盤臓器脱(Pelvic Organ Prolapse: POP)と呼びます。
症状としては下垂感が代表的です。時間の経過とともに徐々に下りてくる感じが悪化し、不快感を伴うことが多くなります。症状は特に夕方に強くなり、排尿や排便の不具合を伴うこともしばしばです。米国では、女性の10人に1人が骨盤臓器脱の手術を受けるというくらいメジャーな疾患です。
骨盤臓器脱(POP)外来では、骨盤底筋体操の指導やペッサリーのような保存療法から手術療法まで、より良い生活のために個人々々にあった治療を提供しております。特に手術療法では、腟式子宮全摘術などの従来法のみならず、低侵襲なメッシュを用いたTVM手術や最新のロボット手術が可能です。

子宮鏡下手術

子宮鏡にて粘膜下筋腫、内膜ポリープ、子宮内膜過形成などが認められた場合、また月経過多にて貧血が認められた場合などにおいて、悪性でないことを確認の上、可能な限り子宮鏡による経頸管的切除術(TCR)を施行し、子宮温存を心掛けています。身体への侵襲が少ない手術ですので、入院は3日程度です。手術は子宮鏡検査を行った上で施行しますので、患者さんをご紹介いただく場合は、子宮鏡外来までお願いいたします。

腹腔鏡下手術

卵巣腫瘍、子宮筋腫、不妊症や月経困難症などの検査や、治療に腹腔鏡を用いた手術を行っています。内視鏡下手術の特長は、身体への侵襲が少なく、入院期間が短いことです。通常、3~10日間の入院です(原則として2人部屋)。患者さんをご紹介いただく場合は、一般外来担当医にご紹介ください。詳細は、一般外来を受診した後、内視鏡手術入院予約でご説明いたします。

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