緩和医療部
緩和医療部とは
緩和医療部は、2007年7月に開設された緩和ケア支援室を基盤として、2012年4月にその機能を高めるために設立されました。医師・看護師・薬剤師・保健師・医療ソーシャルワーカー・栄養士などの多職種で緩和ケアチームを構成し、患者さんの全人的苦痛に専門的に対応しております。
緩和医療部3つの特長
1.がんや治療に伴う様々なつらさを総合的にサポート
緩和医療とは終末期の患者さんだけが対象ではなく、がん診断後のどの時期においても提供されるものです。病気や治療に伴う痛みや息苦しさ、不安や悲しみなど、「からだ」と「こころ」の様々なつらさを和らげるよう診察・ケアをいたします。じっくりお話を伺い、一人ひとりの患者さんに合わせた治療やケアを行います。
2.多職種で様々な角度からアプローチ
多職種からなる緩和ケアチームが、主治医や病棟・外来スタッフと協力してケアを提供しております。それぞれの専門性に基づいて議論をし、共通の目標に向かってアプローチいたします。
※がんの痛みに対しては様々な鎮痛薬を用いてしっかり痛みを緩和します。もし薬物療法のみで十分な痛みの緩和が得られない時には、ペインクリニック科や放射線治療科とも連携して神経ブロックや緩和的放射線治療による鎮痛法を行っています。
3.患者さんやご家族の思いを大切に
患者さんの望むこと、目標(例えば、大切に考えていることや療養場所の選択など)ができるだけ実現できるように支援いたします。患者さんやその家族が、がんを抱えながらも自分らしく生きるお手伝いをさせていただきます。
緩和ケアチームへの相談方法
入院中の患者さん
入院中の患者さん・ご家族が緩和ケアチームの診療を希望される場合は、主治医・担当医、または病棟看護師へご相談ください。
なお、当院に緩和ケア病棟はございませんので、緩和ケアの入院をお受けすることはできません。ご了承ください。
※入院中の緩和ケアチーム併診では、緩和ケア診療加算料をご負担いただきます。
外来通院中の患者さん
緩和ケア外来は、当院で治療中・経過観察中の患者さんに限らせていただいております。
通院中の患者さん・ご家族が緩和ケア外来での診療を希望される場合は、主治医へご相談ください。
なお、当院に緩和ケア病棟はございませんので、緩和ケアの入院をお受けすることはできません。ご了承ください。
緩和ケア外来は、完全予約制です。(担当医師:濱田 宏)
水曜日 | 木曜日 | 金曜日 |
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午前 9:00~10:30 | 再診のみ | 再診のみ | 再診のみ |
午後 13:00~14:00 | 再診、 | 再診、 | 再診、 |
※外来診察には看護師が同席いたします。また、ご家族の同席も可能です。
緩和ケアチームのメンバー
- 身体症状緩和担当医師
- 精神症状緩和担当医師
- 看護師(乳がん看護認定看護師、緩和ケア認定看護師、がんプロフェッショナル養成講座修了者)
- 薬剤師(緩和薬物療法認定薬剤師)
- 医療ソーシャルワーカー
- 退院支援看護師・保健師
- 管理栄養士
- 臨床心理士・公認心理師
基本情報
場所 | 8階案内図 |
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