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循環器内科

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高血圧(治療抵抗性)専門外来

高血圧治療の現状

日本には約4,300万人の高血圧患者がいるとされ、その多くが脳卒中・心不全・心筋梗塞など重大な心血管疾患のリスクを抱えています。
しかし、適切に降圧目標(診察室血圧:140/90 mmHg 未満)を達成できている患者さんは約30%にとどまり、多くの方が十分な治療効果を得られていない現状があります。
「生活習慣の改善」「複数の降圧薬」に取り組んでも血圧が十分に下がらない場合、治療抵抗性高血圧が疑われます。

高血圧ガイドライン2025
平成28年国民健康・栄養調査データより作図

治療抵抗性高血圧とは?

最新のガイドラインでは、以下の状態を指します。

  • 3種類以上の降圧薬(うち1剤は利尿薬)を適切量で使用しても、診察室血圧が140/90 mmHg以上である場合
  • 生活習慣改善・服薬遵守・正しい家庭血圧測定などを行っても血圧が下がらない場合
  • 二次性高血圧(腎臓・ホルモン・睡眠時無呼吸など)を除外した後もコントロール不良の場合

近年、治療抵抗性高血圧は「心血管イベントの高リスク群」と位置づけられており、早期の専門的評価と治療介入が重要です。

新たな低侵襲治療:腎動脈デナベーション(腎デナベーション)

2026年より日本でも導入される腎動脈デナベーション(Renal Denervation: RDN)は、カテーテルで腎動脈周囲の交感神経活動を抑制することで血圧を下げる治療です。

  • 全身麻酔は不要、カテーテル治療で実施できる低侵襲治療
  • 海外では長期的な降圧効果が多く報告
  • 薬剤治療との併用も可能
  • 薬剤の副作用で悩む方にも選択肢になり得る
  • 治療抵抗性高血圧の新たな治療オプションとして注目

ParadiseTM超音波式
腎デナベーションシステム

大塚メディカルデバイスより提供

Symplicity Spyral
腎デナベーションシステム

メドトロニック社より提供
Lancet. 2021;397(10293):2476-2486. より

当院の「高血圧(治療抵抗性)専門外来」では、

治療抵抗性高血圧の評価、治療、および腎デナベーション治療の適応を評価するため、以下を包括的に行います。

  • 正確な血圧コントロール状況の評価(診察室血圧 / ABPM / 家庭血圧)
  • 薬剤治療・服薬状況のチェック
  • 生活習慣(塩分・飲酒・運動)の評価と管理指導
  • 腎臓・血管・ホルモン系疾患など、二次性高血圧の鑑別
  • 腎動脈の CT・超音波評価
  • 腎デナベーションが可能な解剖学的条件の確認
  • HRTチームによる総合カンファレンスで治療適応を判定

腎デナベーション治療は、高血圧専門医・循環器インターベンション医・看護師・薬剤師・栄養士による多職種連携の「HRTチーム」で治療適応を慎重に判断します。

このような方にご相談をおすすめします

  • 3種類以上(利尿剤を含む)の降圧薬を飲んでいるのに血圧が高い
  • 薬の副作用が気になり、治療選択肢を知りたい
  • 家庭血圧が常に高く、生活習慣改善でも下がらない
  • 高血圧で脳・心臓・腎臓の病気を起こしたくない
  • 腎デナベーションという治療に関心がある

紹介状をお持ちの方は、かかりつけ医と連携して治療を進めます。

外来日・場所・担当医

金曜日午前、循環器内科外来
担当医:循環器内科 金澤 英明(かなざわ ひであき)

受診方法

  • 既になんらかのご病気で当院に通院されている患者さん(当院の診察券をお持ちの方)は現在の担当医に当外来の受診希望の旨をお伝え下さい。
  • 現在まで当院を受診されたことがない患者さん(当院の診察券をお持ちでない方)は現在通院中の医療機関(特にない場合はご近隣のクリニックなどでも可)に当外来宛ての診療情報提供書(紹介状)を作成してもらい受診予約をして下さい。

地域のクリニックの先生や地域中核病院の先生方へ

高血圧の薬物治療でお困りの患者さん(特に3種類以上の降圧薬を使用しても、診察室血圧が140/90 mmHg以上である治療抵抗性高血圧)がいらっしゃいましたら、お気軽にご紹介・ご相談ください。紹介状をご作成頂き、高血圧(治療抵抗性)専門外来(金曜日午前)のご予約をお願い致します(医療連携推進センター 03-5339-3808)。ご紹介方法の詳細は「医療連携推進センター」のページをご参照下さい。

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