03-3342-6111(代表)

眼科

目の病気の質問箱

  • 角結膜疾患

    • 近くの診療所で「はやりめ」と言われました。大学病院のような大きな病院を受診したほうが良いでしょうか?

      大きな病院を受診する必要はありません。 流行性角結膜炎などの「はやりめ」はウイルスにより引き起こされる病気です。そのウイルス自体を退治することのできる薬はなく、元々身体に備わっている抵抗力で治すことになるので、症状が収まるまでには1~2週間ほどかかります。その間は、最初に受診した医療機関から処方された点眼薬を継続してください。中には症状が悪化し、激しい痛みを生じることもありますが、その場合も、まずは最初に受診した医療機関で相談するのが良いでしょう。必要に応じて大きな病院を受診するよう指示があるはずです。
      なお、「はやりめ」はメヤニや涙を介して他人にうつることがあります。対処方法については受診している医療機関でよく説明を受けましょう。

      白目の内側がしばしば赤くなるので眼科を受診したところ、「翼状片」と言われました。手術が必要でしょうか?

      「翼状片」とは、白目(結膜)の一部分が黒目(角膜)のほうに向かって入り込んでいく病気で、何年もかけてゆっくりと進行していきます。黒目の中央まで進行すると視力が低下してしまうので、そのようになる前に取り除く手術を行います。
      手術のタイミングについては実際に翼状片の手術を行っている医療施設で検査を受け、相談することをお勧めします。

      コンタクトレンズをいいかげんに使用していると失明すると言われましたが本当ですか?また、どうして失明の危険があるのですか?

      コンタクトレンズ(CL)の使用方法が不適切だと、場合よっては失明につながる病気になってしまう可能性があります。
      例えば、

      • ワンデータイプや2週間タイプのCLを使用期限を超えて装用する
      • 1度外したワンデータイプのCLを再び装着する
      • 就寝時にCLを外さないまま寝てしまう
      • 洗浄が必要なCLなのに「こすり洗い」をしない
      • CLの保存に水道水を使用する

      以上のようなことを繰り返していると、黒目(角膜)の表面からばい菌(細菌やカビ)が感染してしまうことがあり、重症になれば後遺症として角膜に混濁が残って失明に至ることもあるのです。

      おしゃれ用コンタクトレンズ(カラーコンタクトレンズ)は目に悪いのですか?

      おしゃれ用コンタクトレンズ(カラーコンタクトレンズ)の中にはとくに海外製のものを中心に粗悪品も出回っています。また、眼科を受診しなくても購入できることがあるため、装用方法やメンテナンス方法などの説明を受けず、不適切な方法で装用している方もいらっしゃるようです。しかし、その結果、黒目(角膜)に障害を生じて来院されるケースも多く見受けられるのが実状です。
      カラーコンタクトレンズであっても、眼科で正しい指導を受け、処方してもらうことをお勧めします。

      近くの眼科でドライアイと診断されました。どうしたらよいですか?

      「ドライアイ」とは、涙の量が減ったり、量は足りていても涙の質が悪くなることによって目の表面の潤いが損なわれた状態をいいます。症状としては目の乾燥感、異物感、痛み、まぶしさ、目の疲れ、視力低下などがあげられます。ドライアイを生じる要因には様々なものがあり、膠原病(とくに関節リウマチ)などの全身の病気に伴って発症することもあります。
      ドライアイと診断されたのであれば、主治医の先生にその要因や治療方法について良く説明を聞き、治療によって症状が緩和されるか様子を見てください。

      目の治療に角膜移植が必要と言われました。角膜移植を受けるにはどうしたらよいですか?

      角膜移植は、

      • 角膜が混濁しているために光が目の奥(網膜)に届かず、物が見えづらい場合
      • 角膜が変形しているために目の奥(網膜)に焦点を合わせられず、物が見えづらい場合
      • 怪我や角膜の病気で角膜に穴が開きそうになっていたり、既に穴が開いてしまっている場合

      などで、お薬による治療だけでは治せない患者さんに対して行います。実際に角膜移植の適応かどうかは、眼球全体の状態を詳細に調べてみないと分かりませんので、角膜移植を行っている医療施設を受診して相談することが大切です。

      角膜移植のドナー登録をしたいのですが、どのような手続きが必要ですか?

      角膜移植のドナー登録は都道府県にあるアイバンクが窓口になっています。詳しくは各アイバンクにお問い合わせください。

  • 白内障

    • 白内障と言われましたが、まだ良く見えています。治療は必要ですか?

      白内障は視力が低下して、日常生活に支障をきたすようであれば手術が必要になりますが、視力が良好でご本人も不自由がないのであれば手術を受ける必要はありません。
      ただし、白内障があまり進行していなくても他の病気(緑内障の発作など)になりやすいことがあり、そのような方は早めに白内障手術を受けたほうが良い場合もあります。先生とよく相談して決めましょう。
      なお、白内障の治療には手術が必要で、点眼薬や内服薬で視力を回復させることはできません。

      白内障の手術が必要と言われました。日帰り手術と入院での手術、どちらが良いですか?

      どちらが良いとは一概には言えません。
      白内障手術は体への負担が少なく、日帰りでも十分可能です。日帰り手術は日常生活のサイクルを大きく変えずにすむというメリットがありますが、とくに術後数日の間は感染症が起こっていないか、傷口に問題はないかなどのチェックが大切なため、手術をした目に眼帯をしたまま術翌日から必ず通院する必要があります。その点、入院での白内障手術では連日通院をする必要がなく、何かあった時には夜間でも医療スタッフが早急に対応できますので安心、という患者さんもいらっしゃいます。
      ご本人やご家族の負担を考えて日帰り、入院を選択していただければと思います。

      白内障の手術が必要と言われましたが、海外旅行を予定しています。急いで手術をしなくてはいけませんか?

      急いで手術を受けていただく必要はありません。
      白内障手術はゆっくり進行していく病気です。術後も通院が必要ですから、まずはご自身の予定を優先していただき、時間に余裕をもって手術を受けていただくことをお勧めします。

  • 緑内障

    • 健康診断で緑内障の疑いがあると言われました。今は普通に見えているので特に困っていませんが、眼科への受診は必要ですか?

      必要です。
      緑内障は、病気が進行するまでほとんど自覚症状がありません。また、緑内障は治療によって進行を止めることはある程度可能ですが、治すことはできません。「今は普通に見えていて、困ってない」と思っていても、必ず眼科を受診して精密検査を受けましょう。

      緑内障は手術を受ければ治りますか?

      治すことはできませんが、進行を遅らせることはできます。
      緑内障を治す治療手段はありませんが、進行を遅くするために点眼薬や手術で「眼圧」という目の内圧を下げ、眼の神経にかかる負担を減らします。
      なお、一部の緑内障では後述するように急激に眼圧が上昇することがあります。このタイプの緑内障には眼圧上昇を予防するための治療を行います。

      眼科を受診したところ、「緑内障の発作」を起こしやすい眼だと言われました。どうしたらよいですか?

      「緑内障の発作」とは一部の緑内障のタイプに発症し、急に眼圧が上昇して激しい症状、すなわち、視力の低下、充血、眼痛、頭痛、嘔気などが生じ、早期に眼圧を下げる治療を行わないと失明してしまうこともある状態をいいます。
      発作を起こしてからの治療は難しいため、発作を起こしやすい方には発作予防の治療(レーザーや手術など)を行うことがあります。
      治療方針について、主治医の先生とよくご相談なさってください。

      家族が緑内障です。私も緑内障になってしまうのでしょうか?

      必ず緑内障になるとは限りません。
      緑内障の場合、親から子へ必ず遺伝することはむしろ稀で、多くは体質や体格が似るように、目の性質が似て結果的に緑内障になってしまうことがほとんどです。
      精密検査を行えば緑内障になっているかどうかはわかりますので、一度眼科を受診されることをお薦めします。

      眼圧は正常なのに緑内障と言われました。なぜですか?

      緑内障は目の中の「視神経乳頭」という部位が障害されて、視野の中に見にくい部分が生じ、この見えない部分が拡がり、視野が狭くなっていく病気です。眼圧が高いと視神経乳頭が障害され、緑内障になりやすくなりますが、元々視神経乳頭が弱いために、あるいは視神経への血液のめぐりが悪いために、眼圧が高くなくても緑内障になってしまう方がいらっしゃいます。
      このような緑内障は「正常眼圧緑内障」と呼ばれ、特に日本人に多く、緑内障患者さん全体の7割程度を占めることがわかっています。

      眼圧が高いと言われました。どうしたら良いですか?

      上述したように、眼圧が高いと視神経乳頭が障害され緑内障になりやすくなりますが、中には眼圧が高くても視神経が丈夫で緑内障にならない方もいらっしゃいます。また、黒目(角膜)の厚さが厚いと、実際の眼圧より高く測定されることもあります。反対に、レーシックのような近視の手術を受けた後は角膜の厚さが薄くなり、実際の眼圧より低く測定されてしまうこともわかっています。
      いずれにしても緑内障であるか否かは精密検査を受ければわかりますので、眼圧が高いと言われたら必ず眼科を受診するようにしましょう。

  • ぶどう膜炎

    • ぶどう膜炎と診断されました。どのような病気ですか?

      「ぶどう膜」とは眼球内の虹彩、毛様体、脈絡膜の3つの組織のことで、「ぶどう膜炎」はこの部位に炎症が起きてしまった状態を指します。ぶどう膜炎にかかると、物が霞んで見えて視力が低下したり、目の痛みを伴ったりします。放っておくと白内障や緑内障など他の眼の病気を引き起こすこともあります。また、ぶどう膜炎は全身病と関係していることがあるので、全身の検査が必要となります。

      ぶどう膜炎の治療にステロイド(副腎皮質ホルモン)の飲み薬が必要と言われました。
      飲んだ方がよいでしょうか?副作用は大丈夫でしょうか?

      軽症のぶどう膜炎はステロイドの点眼治療で治りますが、中等度から重症のぶどう膜炎の方はステロイドの内服が必要となることがあります。ただし、ステロイドを長期間にわたって内服し続けると、血糖値の上昇(糖尿病)や胃潰瘍、さらに骨がもろくなってしまう(骨粗鬆症)などの副作用をきたすことがあります。
      ステロイドの内服を行うか否かの判断は、ぶどう膜炎に対する治療効果と、副作用の可能性の得失を考慮して決定されます。ぶどう膜炎を専門としている医師に相談すると良いでしょう。

      ぶどう膜炎と診断され、将来、失明する可能性があると言われました。本当でしょうか?

      ぶどう膜炎には何十もの分類があり、予後も異なります。しかし、どのようなぶどう膜炎であっても炎症が激しく重症の場合には、放置しておくと失明してしまう可能性があります。主治医の先生の指示に従い、定期検査を欠かさないようにしましょう。

  • 網膜硝子体疾患

    • 新聞を読むと歪(ゆが)んで見えます。病気でしょうか?

      物を見たときにその中心が歪む場合、網膜の中心にある黄斑と呼ばれる部位に病気が生じている可能性があります。黄斑に生じる病気として、加齢黄斑変性、網膜静脈閉塞症や糖尿病網膜症による黄斑浮腫、黄斑前膜、中心性漿液性脈絡網膜症などがあげられますが、これらの中には治療を行わないと進行する病気も含まれています。物が歪んで見えたら眼科を受診して精密検査を受けましょう。
      なお、日常生活では両目で見ていることがほとんどのため、片方の眼だけが歪んでいても気づかないことがあるようです。ときどき片目で格子やます目を見て、自己チェックすることをお勧めします。

      最近、視界に虫が飛んでいるように見えることがありますが、病気でしょうか?

      虫や輪のようなものが飛んで見えるのは飛蚊症と呼ばれる症状です。飛蚊症は、眼球の内部を満たしているゼリー(硝子体)の中に濁りが生じ、その影が目の奥(網膜)に写って虫や輪のように見えることで起こります。濁りは加齢現象によって生じることがほとんどですが、網膜に穴(網膜裂孔、網膜円孔)が開いたり、網膜がはがれたり(網膜剥離)、眼内に出血(硝子体出血)したりしても生じます。飛蚊症を自覚したときには必ず眼科を受診するようにしましょう。
      なお、フラッシュのような光が見える症状(光視症)や、急激な視力低下、視野欠損が飛蚊症に伴って生じた場合には、網膜剥離を発症している可能性があります。網膜剥離は治療が遅れると失明することもある病気ですので、直ちに眼科を受診しましょう。

      糖尿病で失明すると言われました。本当でしょうか?

      その通りで、糖尿病による合併症の一つである糖尿病網膜症は、現在日本における失明原因の第二位の疾患です。
      しかし、糖尿病だからといって必ず失明する訳ではありません。糖尿病網膜症を発症するのは血糖値のコントロールが良くない方に多いことがわかっておりますので、まずは内科の先生の指示に従ってしっかり治療しましょう。
      また、糖尿病網膜症で失明してしまう方は目が見えなくなって初めて眼科を受診され、治療効果が見込めないほど進行した状態である患者さんがほとんどです。失明を避けるためには病気が重症化する前に治療を開始することが大切ですが、初期の糖尿病網膜症では自覚症状が全くないため、患者さんの中には眼科を受診する必要性をお感じになっていない方もいらっしゃるようです。
      糖尿病で失明しないために、糖尿病の治療を受けている方は自覚症状がなくても定期的に眼科を受診するようにしましょう。

      網膜に穴(網膜裂孔、網膜円孔)があると言われました。目はよく見えているので、様子をみていても良いですか?

      網膜に穴(網膜裂孔や網膜円孔)が開いてしまうと、その時は目が見えていても、その後、網膜剥離に進行してしまうことがあります。
      網膜剥離になってしまうと目にメスを入れて手術をしないと治りませんが、網膜裂孔、網膜円孔が生じているだけで網膜剥離になっていない状態であれば、レーザーや冷凍凝固など、比較的負担の少ない治療で網膜剥離への進行が抑えられることがあります。
      主治医の先生と治療方針についてよく話し合いましょう。

      網膜剥離と診断されました。手術をすると視力はすぐ回復するでしょうか?

      視力の回復は網膜の中心にある黄斑と呼ばれる部位に網膜剥離が及んでいるか否かで決まります。
      網膜剥離が黄斑まで及んでいなければ術後早期に視力が回復する可能性が高いと言えますが、黄斑にまで網膜剥離が及んでからの手術では術後の視力回復は遅くなり、歪(ゆが)みが残るなど元の見え方に戻ることは難しくなってきます。また、手術方法によっては飛蚊症が残ったり、手術前よりも近視が強くなることもあります。
      主治医の先生からよく説明を聞いて手術を受けましょう。

  • 神経眼科

    • 両目でみると物が二つにだぶって見えます。眼科を受診すればよいのでしょうか?

      脳神経の麻痺などが原因で眼を動かす筋肉(外眼筋)のバランスが崩れてしまっている可能性が考えられます。脳内、もしくは全身性の神経の病気が関係していることが多いですが、眼の病気が原因となっている可能性もあるので、まずは眼科を受診なさって相談するのが良いでしょう。

      急に目が見えなくなり、眼科を受診したところ、視神経炎と言われました。どのような病気で、どのような治療が行われますか?

      視神経炎は、眼と脳とを結ぶ神経の導線である「視神経」に炎症が起きてしまい、視力低下や視野障害をきたす病気です。軽い場合は特に治療を必要とせず、自然に回復していくのを待つこともありますが、重症の場合は1週間ほど入院してステロイド(副腎皮質ホルモン)というお薬を使った治療が行われます。

  • 眼腫瘍

    • まぶたに「できもの」があります。手術で取ることはできますか?

      まぶたによくみられるできものの代表は二つあります。一つは、まぶたの分泌腺に細菌が感染を起こして腫れた状態で「麦粒腫」と呼びます。もう一つは、まぶたの分泌腺に脂などの分泌物が溜まって腫れた状態で「霰粒腫」といいます。「ものもらい」や「めばちこ」と呼ばれているのは前者の麦粒腫のことです。
      麦粒腫は抗菌薬の点眼や軟膏で良くならなければ、針で刺して膿みを出す手術を行うことがあります。霰粒腫は時間が経てば次第に小さくなっていく事もありますが、早く治すためにまぶたを少し切開して、溜まった分泌物を除去する手術を行うこともあります。

      まぶたに「霰粒腫」ができて通院中ですが、なかなか治りません。大丈夫でしょうか?

      霰粒腫は麦粒腫(ものもらい)と異なり、その発症に細菌感染が関与しないため、一般的には抗菌薬の点眼や軟膏の効果はあまり期待できません。ただし、霰粒腫でもまぶたが赤く腫れ上がることがあり、その際には抗菌薬の点眼や軟膏が必要になります。ただ、腫れが引いた後もしこりのようなものが残るようであれば、切開して溜まった分泌物を除去する手術を受けた方が良いと考えます。

      白目(結膜)にほくろのような黒いものがあります。大丈夫でしょうか?

      白目(結膜)にできる黒いものには、「しみ(メラノーシス)」、「ほくろ(母斑)」、「メラノーマ(悪性黒色腫)」があります。ほくろは子供の時からみられることが多い良性のできもので、大きさや色の濃さなどの変化が少ないのが特徴です。一方、メラノーマは非常にまれな病気ですが、数か月の間に大きくなり、盛り上がったりしてくる悪性の腫瘍です。
      これらは区別することが難しい場合もありますので、専門医のいる医療施設を受診することをお薦めします。

  • 色覚異常

    • 色覚検査で「異常」と判定されました。詳しい検査を受けたほうがいいでしょうか?

      一度、詳しい検査を受けていただくことをお勧めいたします。
      色覚異常はいくつかのタイプに分かれますが、各タイプで見えにくい色やその程度は異なります。詳しく検査をすることで、どのタイプの色覚異常になるのか、自分がどの色を見分けにくいのかを自覚することができます。
      また、色覚異常には様々な病気が隠れていることがあります。眼科で行う一通りの検査で色覚異常以外の病気がないか確認することも大切です。
      なお、色覚異常のほとんどは先天的なもので、治療の対象にはなりませんし、最近では進学や就職の際の制約も一部の例外を除いてほとんどなくなってきています。

      子供が色覚異常です。将来の就職への影響が心配です。

      いくつかの職業で色覚異常者の就けない仕事があります。代表的なものとして消防士、警察官、自衛官などがあります。各自治体や会社によっても対応が異なりますので、まずは詳しい検査を受けてご自身の色覚異常の程度を知り、早めに情報を集めておくことをお勧めします。

  • 弱視・斜視

    • 以前から斜視があります。どうやって治すのでしょうか?

      プリズムの原理を応用した眼鏡をかけていただき、様子をみることもありますが、斜視が目立つ場合には手術が行われます。当院では原則、成人の方は2泊3日の入院で局所麻酔による手術を、小さなお子さんの場合には3泊4日で全身麻酔による手術を行っています。
      なお、術後も治療効果の判定や再発の確認が必要なため、定期的な受診が必要です。

      3歳の子供ですが、健診で「弱視」かもしれないと言われました。どうしたらよいですか?

      弱視とは、眼に特別な病気がないのに視力が出にくくなっている状態です。主に眼から脳にかけての視覚の伝達に問題があるので、まずは屈折異常(近視、遠視、乱視)がないかを調べる必要があります。屈折異常があれば適切な眼鏡を装用することで弱視はある程度改善されますが、それでも視力の回復が思わしくない時は視力の良い方の眼を眼帯などでふさいで、主に視力の悪い方の眼を使ってもらう「健眼遮閉」という治療を行う必要があります。
      弱視治療を行っている医療機関への受診をお勧めします。

Page Top