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お知らせ

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第4回 医療組織運営人材育成研修会
「リアルワールドで学ぶ病院チームマネジメント入門」開催のお知らせ

2025.10.14

リアルワールドで学ぶ病院チームマネジメント入門


「医療連携」「収益向上」「情報発信」「医療DX」「労務管理」「離職防止」「苦情対応」...。医療機関の運営ではさまざまな問題が発生します。それぞれの施設で対策を立て、実施するのは大きなエネルギーを使っているのではないでしょうか。こちらを立てればあちらが立たず、どんな本を読んでもネットで検索しても周りに相談しても答えは書いてありません。高額な研修に参加してそれっぽいカタカナを覚えて帰っても、逆に今までの古いやり方でそれなりにうまくいっている施設内で孤立してしまうようなことはないでしょうか。

このプログラムではすぐに役立つ知識やノウハウを学ぶわけではありません。似たような境遇の方が集まって、正解のない困った事案にいろいろな意見や客観的視点から検討し、共有します。当院の、または皆さんが持ち寄った事例を通して解決法が見つかればそれに越したことはありませんが、「ウチだけじゃないんだ」と安心してもらい、困ったときの相談相手を見つけるのもゴールの一つなので、対面開催にこだわります。また経営だけではうまくいかない医療施設の特性を理解するには、それ以外を含む運営という概念で全体を見渡す必要があります。

講師陣はなるべくたくさんの職種から選考しました。「チーム医療」が当たり前になっていますが、それを支えるのは事務職を加えて医療以外の部分も運営する「病院チームマネジメント」です。医師だけ、事務職だけの研修ではなく、すべての職種の方がそれぞれの現場で他職種の事情を考えながら全体最適を求める視点を養います。好評だった2024年の講座に続き、新メンバーと新テーマを揃えました。



画像をクリックするとPDFでご覧いただけます。

開催日

2025年12月3日(水)、 12月10日(水)、 12月17日(水)、 2026年1月7日(水)、 1月14日(水)、 1月21日(水)、 1月28日(水)、 2月4日(水)、 2月18日(水)、 2月25日(水)、
午後6:30~8:00(予定)

プログラムの特徴
対話中心のアクティブラーニング

本プログラムは講師の一方的な講義中心の授業ではなく、グループワークカリキュラムで構成されたアクティブラーニング形式の授業が中心の講座です。実際に医療現場で起こった問題や課題に対し、どのように対応していくのかを、同じ境遇の仲間たちと共に考え、掘り下げていきます。生涯教育の一環として学校法人東京医科大学の公式講座であり、修了時に証明書を交付します。

“現場”に必要な実践力の向上

講師陣は実際に東京医科大学病院の現場で働く“実務者”の顔とその実務をアップグレードするための資格を取得した”学習者”の顔をもっています。そのため本プログラムでは、現場に必要とされる実務的な視点や考え方が数多く共有されます。具体的なノウハウやtipsを講師が披露し、場合によっては受講生が披露してくれるかもしれません。『経営理論は分かっているのだけれど現場での実践は難しい』といった課題を感じている方や『実際に医療施設の現場に求められる実践力を身に着けたい』と考えている方に適したプログラムです。

リフレクション&フィードバック

毎回の講義ではリフレクションシートを提出していただきます。議論の中でいろいろと考えたことを言語化するのは非常に大切で意味のあることです。感想程度でも構いませんが、新たな視点を得て調査した結果を記載しておくで、ご自身が勤務する医療機関での活動に役立つはずです。これに対して講師からは必ずフィードバックを行います。このやり取りを2週に一度の対面講義の間に行います。

会場

東京医科大学病院 教育研究棟(自主自学館)
https://hospinfo.tokyo-med.ac.jp/kotsu/#layout
住 所:〒160-0023 東京都新宿区西新宿6-7-1
最寄駅:地下鉄 東京メトロ丸ノ内線 西新宿駅下車すぐ
※E2、E5出口をご利用ください。

対象

職種・資格を問わず、医療施設(病床のある施設を推薦します)で勤務している方。
現在または近い将来、病院運営にキーパーソンとして携わる可能性もしくは希望がある方。
通常の業務に疲労しているが、新たな視点をもって臨みたい方。

募集人数

10名程度(応募多数の場合には選考します)。

費用

58,000円(税込み)

申込方法

下記の応募フォームより必要事項をご記入の上、お申し込みください。
応募フォームはこちら

申込締切

2025年11月26日(水)
※応募者多数の場合は途中打ち切りの可能性があります。

※研修終了後に東京医科大学長名の修了証が発行されます。
※全ての回に出席しなくても修了は可能です。
予定プログラム
● 2025年12月3日(水)
テーマ 医療者に必要な財務会計
講師 醍醐 象器
● 12月10日(水)
テーマ 医療現場を変える"気づき力"と"つながる力"
―ノンテクニカルスキル(NTS)入門―
講師 浦松 雅史
● 12月17日(水)
テーマ QIデータを取得する工夫DWH
講師 齋藤 豊 / 金﨑 健之
● 2026年1月7日(水)
テーマ 医療現場のハラスメント対策
講師 竹口 文博
● 1月14日(水)
テーマ 感染制御の院内チェックポイントをチェックする
講師 中村 造
● 1月21日(水)
テーマ 臨床工学技士をさらに活用するために~理想と現実~
講師 上岡 晃一
● 1月28日(水)
テーマ みんなで乗り越える小規模医療施設の泣き笑い
講師 康 暁博
● 2月4日(水)
テーマ 医療連携または総合討論(受講者施設の事例検討)
講師 菅野 義彦
● 2月18日(水)
テーマ もしも医療事故が発生したら
─どう公表する? メディアは何を取り上げる?─
講師 江本 哲朗
● 2月25日(水)
テーマ より良い医療を支える電子カルテの基本と活用
講師 相坂 琢磨 / 本田 裕美
講師紹介
菅野 義彦【本講座責任者】

東京医科大学病院 腎臓内科学主任教授

【資格】
医学博士、システムデザインマネジメント学修士、医療クオリティマネージャー

詳細はこちら

浦松 雅史

東京医科大学病院 医療安全管理室 室長、医療の質・安全管理学分野 准教授

【資格】
医師、博士(医学)、法務博士、社会医学系指導医

詳細はこちら

齋藤 豊

東京医科大学病院 診療情報管理室 課長補佐

2001年埼玉医科大学総合医療センター医事課入職。2019年東京医科大学病院医療保険室、2021年より現職。主に病院の医療の質・経営の質改善に資する業務に従事。院内にある様々な診療情報を活用できる『頼れる院内の経営コンサルタント』を目指しています。

【学位・資格】
医療ビジネス経営学修士(国際医療福祉大学大学院 医療経営管理分野)
日本診療情報管理学会認定 診療情報管理士指導者

【所属学会等】
日本診療情報管理学会
日本診療情報管理士会

竹口 文博

東京医科大学法人企画部統合管理室長
東京医科大学腎臓内科学分野客員准教授

【資格】
弁護士(第一東京弁護士会)
日本内科学会認定内科医
日本腎臓学会専門医・指導医
日本透析医学会専門医・指導医

詳細はこちら

中村 造

東京医科大学感染制御部准教授
感染制御副部長
専任ICT・医局⻑

【資格】
日本内科学会総合内科専門医・指導医
日本感染症学会専門医・指導医
日本結核病学会結核・抗酸菌症認定医・指導医
国際渡航医学会認定医(CTH®)
日本感染症学会推薦 ICD(Infection control doctor)
臨床研修指導医(厚生労働省)

詳細はこちら

本田 裕美

総合相談・支援センター 入院前支援担当 主任看護師

【略歴】
国立大学病院勤務(筑波大学・佐賀大学・大分大学・長崎大学)、電子カルテ導入・病院移転、監査・記録教育、パス、PFM推進の業務に従事。2017年より東京医科大学病院勤務。病棟・外来勤務後に情報システム室所属、2020年より現職。全体最適の視点と構造を大切に、患者さんも働く医療者も皆がつながる医療を目指しています。

【資格】
看護管理・教育学 修士
ISO9001 内部監査員

醍醐 象器

金﨑 健之

上岡 晃一

相坂 琢磨

外部講師
江本 哲朗

日経ヘルスケア編集長

2007年日経BP入社。臨床医向け情報媒体「日経メディカル」編集部、薬剤師向け情報媒体「日経ドラッグインフォメーション」編集部、医療・介護の経営情報誌「日経ヘルスケア」編集部などを経て、2025年4月から日経メディカル編集長に就任。診療報酬や医療提供体制など、医療機関経営に関わる社会保障制度の見直しについて、長年取材を続けています。

康 暁博

医療法人社団竹口病院 病院長

授業風景

※第1回病院経営人材育成研修会の開催報告はこちら>>

当セミナー内容・申込に関する問い合わせ

東京医科大学病院 医療組織運営人材育成研修会担当
Byouin-team@tokyo-med.ac.jp

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