お知らせ
第21回 東京医科大学病院 子ども医学講座が開催されました
2024.08.09
2024年7月20日(土)、大学病院9階臨床講堂および会議室において「第21回子ども医学講座(少年少女医学講座より改称)」を開催しました。今回460名という多くの応募があり、厳選なる抽選の結果、当選した小学校5年生から中学校3年生とその保護者40組80名の方に、ご参加いただきました。
「シミュレーション体験を通して医療の基礎知識を学ぼう!」と題し、以下の4つの体験プログラムを準備いたしました。
- シミュレータで心臓音や呼吸音、脈拍を測定しよう!(診療体験)
- 身近なものを使って応急手当をしてみよう!(応急処置)
- AEDの使い方を学ぼう!(心肺蘇生)
- 傷口を縫ってみよう!(縫合体験)
山本謙吾病院長の挨拶の後、各プログラムに分かれ、順番に体験して頂きました。診療体験では、シミュレータでの脈拍の触知、実際に聴診器を使用した水泡音の聴取や聴診法での血圧測定を体験しました。応急処置では、圧迫止血法や四肢の固定、三角巾を用いた上肢の固定を行いました。心肺蘇生では胸骨圧迫とAEDの操作を実践しました。縫合体験では実際の滅菌ガウン、手袋を着用し、模擬皮膚の縫合、糸結びを行いました。みなさん暑い中、元気に参加してくださいました。
参加者コメント(受講者アンケートより抜粋)
- スタッフさん達が、分かりやすく、丁寧に説明して下さって、楽しく、面白く、医学の基本を知ることができました。
- 先生や看護学生さんがとても優しくて、どの体験も楽しかったです。
- 普通では体験できない縫合の体験ができていい経験になりました。
- 縫合体験が楽しかったので、外科医になりたいという夢が出来ました。
- AEDのブースで教えてもらいましたが実際にいきなり人が倒れるということは起こるので起こらないのが一番だけどもし起きてしまったら今日教えてもらったことを活かして人を助けたいです。
開催協力: | 整形外科、形成外科、循環器内科、救命救急センター、シミュレーションセンター、診療看護師管理室、生涯教育センター、看護部、医学部学生(DOCS*) *DOCS(Development of Clinical Skillsの略)・・・臨床の現場で活きる知識や手技、コミュニケーションの取り方を学ぼうと立ち上げた団体。より実践的な医学を身につけるべく、学生向けの勉強会を定期的に行っている。 |