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第8回東医ブルーサークルフェスタ2022を開催しました

2023.01.05

2022年11月14日~20日、糖尿病に関する知識の普及・啓発を目的としたイベントである『東医ブルーサークルフェスタ』を開催しました。この活動は、WHOが11月14日を『世界糖尿病デー』と定めており、当院でも同時期に糖尿病啓発イベントとして平成27年より行っているもので、今年で第8 回を迎えました。世界糖尿病デーのキャンペーンのシンボルにはブルーサークルが用いられていますが、これはどこまでも続く空を表す「ブルー」と、団結を示す「輪」を示しています。今年はそれをモチーフに、スタッフ用にブルーのネックストラップを作成し、スタッフ一丸となりイベントに臨みました。

糖尿病協会が掲げる今年のテーマは『アドボカシー ~偏見にNO!~』でした。"アドボカシー (権利擁護、代弁) とは、糖尿病領域において、患者の権利を守り、不当な偏見をなくし、社会の理解を得るために行う活動を意味します。私達は、多職種から構成される糖尿病療養指導士(CDE)を中心にしたチームで活動していますが、更に多くの方々に糖尿病を知っていただく機会になってほしいという思いから、感染予防の面も踏まえつつ準備を進め、開催に至りました。

大学病院9階のホワイエを中心にブースを設置し、体験型の催しとして、来院された一般の方々に対し、血糖測定、体組成(筋肉量や脂肪量など)や体力(握力と5回立ち上がりテスト:大腿四頭筋の筋力テスト)の測定の他、今年はVRを用いた糖尿病性網膜症の疑似体験ブースを増設致しました。また、9階のナチュラルローソンと共同企画の開催、病院食の行事食としてミルクチョコゼリーとブルーサークルジュレ添えパンナコッタの提供を行いました。

さらに、職員の方々にも興味を持っていただけるように職員食堂での食前後の血糖測定や、昨年より行っている持続血糖測定器(フリースタイルリブレ)の装着体験を5日間から2週間に延長して行いました。全てのイベントを含めると300名以上の方々にご参加頂き、大変な反響をいただくことが出来ました。

職員を対象としたFreeStyleリブレ装着体験の様子

コロナ禍により人と人との関係が希薄になりつつあるこのご時世ですが、今年は糖尿病のある患者さんやスタッフ等多くの方々とイベントを共有する中で、患者さんの思いに触れ、私たちの今後の課題も見つける事が出来ました。この活動を続ける事で、糖尿病に対する不当な偏見を持つ方々を減らし、皆が団結して、糖尿病のある患者さんの心がどこまでも続く青空のように晴れ渡る様な世界に出来ると信じています。

Team Diabetes集合写真

糖尿病・代謝・内分泌内科糖尿病療養指導士チーム

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