03-3342-6111(代表)

脳卒中センター

東京医科大学病院では、脳卒中・脳血管障害を専門的に治療しております。脳卒中に関連する4診療科(救命救急センター・脳神経外科・脳神経内科・高齢診療科)が連携し、あらゆるタイプの脳血管障害に迅速に対応する体制を整えております。4診療科は1つのチーム(脳卒中センター)として定期的に合同会議を行い、脳卒中患者の情報を共有して総合的に治療にあたっております。

脳卒中センターの特長

脳卒中は突然に起こる脳血管障害の総称で、虚血性病変として脳梗塞(脳血栓、脳塞栓)、一過性脳虚血発作、出血性病変として脳出血、くも膜下出血があります。本邦では年間約27万人が脳卒中を発症し、年間約12万人が脳卒中後に死亡しています。
当センターでは、6床のStroke care unit(SCU)を構え、救命救急センター、脳神経外科、脳神経内科、高齢診療科が密な連携のもとに、あらゆるタイプの脳卒中を24時間体制で診療し、一次脳卒中センター(Primary Stroke Center:PSC)コア施設の認定を受け、高度で迅速な対応が必要な超急性期・急性期の治療を提供しています。

診療内容

発症後4.5時間以内の超急性期脳梗塞に対しては、アルテプラーゼ静脈注射(rt-PA)による血栓溶解療法を実施し、脳主幹動脈閉塞に対しては機械的血栓回収療法を積極的に行っており、良好な成績を得ています。クモ膜下出血(特に破裂脳動脈瘤によるもの)には従来の開頭術によるネッククリッピング術ばかりでなく、動脈瘤をコイルにより血管内から塞栓する血管内治療を専門的に行っています。症例ごとに最適な方法を選択して治療を行っています。また、脳出血に対しては開頭血腫除去術のみならず神経内視鏡手術、脳動静脈奇形に対しては摘出術・脳血管内手術・定位的放射線療法を組み合わせた集学的治療を積極的に取り入れ実践しています。

診療体制

脳神経外科
河野 主任教授
脳神経内科
主任教授
高齢診療科
清水 主任教授
救命救急センター
本間 主任教授

脳卒中に関わる4科のカンファレンス

定期的に4診療科での脳神経カンファレンスで治療方針を確認し 、更に毎日、脳神経外科、脳神経内科、高齢診療科、看護師、医療ソーシャルワーカー で個々の症例の問題点を抽出しながら情報を共有し、包括的な治療を行っています。

受診案内

患者さんへ

発症24時間以内の脳卒中を受け入れております。「かかりつけ」などの理由で当センター受診を希望される患者さんは、東京都脳卒中救急搬送体制(119番)をご利用ください。

ご紹介医の先生方へ

発症24時間以内の脳卒中が疑われる症例を受け入れております。新宿区・中野区・杉並区(区西部医療圏)の先生方は、東京都脳卒中救急搬送体制をご利用ください。
尚、重症患者対応中やベッド満床などで対応出来ない場合がありますので、予めご了承ください。

東京医科大学病院 脳卒中センター
センター長  河野 道宏
副センター長 赫 寛雄
副センター長 清水 聰一郎

脳卒中相談窓口

脳卒中相談窓口では、当院で脳卒中治療を受けられた患者さんが安心して療養できるよう、悩みや問題を一緒に考え、療養の支援や情報提供をいたします。ご相談内容については、プライバシーに十分配慮しております。

詳しくはこちら

Page Top