03-3342-6111(代表)

お知らせ

印刷する

令和6年能登半島地震災害に際し、当院医師・看護師ら4名がDMAT(第5次隊)として被災地での医療活動に参加

2024.03.07

2024年1月1日に発生した令和6年能登半島地震災害に際し、当院医師1名(救命救急センター上村夏生助教)、看護師2名(ER佐藤陽介看護師、プライマリケア鶴谷武士看護師)、事務職員1名(総務課廣田信之介主任)の計4名がDMAT(第5次隊)として被災地に赴き、1月13日~17日に渡り、医療活動に参加しました。以下、上村夏生助教からの活動報告です。

能登半島でのDMAT医療活動報告

救命救急センター 助教 上村夏生

DMATというと発災から数日の急性期に活動するイメージがあるかもしれませんが、災害の種類や規模に応じ、中長期的な活動も行います。今回我々のチームは輪島市内にある町野という地区の避難所に泊まり込み、その運営の支援ということで活動をしてきました。

現地の方は皆様災害に対するリテラシーが高く、避難所は地元の医師、看護師、消防士、防災士さんなど様々な方が関わりとてもうまく運営されているように思えました。その中でも不足するものについて、毎日の話し合いを通じてニーズを把握していき、我々の手でできることは行い、難しい場合は輪島市役所のDMAT本部に依頼をして確保するなど介入を行いました。具体的には、避難されている方の診療の補助、ADL(日常生活動作)の低下した方の入浴やシャワー介助、看護師・薬剤師・保健師の派遣要請、急患患者の診療・搬送などの活動がありました。

当初は1か所の避難所の支援が目的でしたが、後に輪島市の本部から要請があり、町野地域全体の避難所についてニーズの把握と介入を行うようになりました。このため活動拠点を開設し、運営を行いました。やり残したことはありましたが、拠点の設営を行い後続のチームに引き継いだことで地域に持続的かつ十分な貢献ができたと考えています。

また、今回の派遣に際し、病院からのバックアップがとても手厚く、安心して活動に臨むことができました。貴重な機会をいただいたことに、深く感謝しております。

当院出発時のDMAT隊
(左から廣田事務主任、鶴谷看護師、上村助教、佐藤看護師)
町野地区支所でのミーティングの様子
(写真中央奥:上村助教)

一覧へ戻る

Page Top