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有害事象の公表について

2023.12.15

 2020年12月から2023年10月の間に、当院耳鼻咽喉科・頭頸部外科で鼓膜穿孔を伴う疾患に対する耳科手術を受けた患者さん60名のうち12名に、術後、難聴などの内耳障害が発症していたことが判明しました。当院では、本件を重く受け止め、直ちに該当する患者さんへの説明を開始するとともに、速やかに厚生労働省関東信越厚生局医療課、東京都保健医療局医療政策部医療安全課、文部科学省高等教育局医学教育課大学病院支援室、日本医療機能評価機構へ報告いたしました。

 現在までの調査において、耳(内耳・中耳・外耳)には使用を避けるべき消毒薬(クロルヘキシジンアルコール)が使用されていたことが判明しており、これが難聴などの内耳障害の原因となった可能性が疑われています。今後、外部委員を含む院内医療事故・有害事象調査委員会において、原因究明と再発防止策を検討いたします。調査結果は、後日公表を予定しています。

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