2022年11月に、新宿区内JR駅で発生した電車接触事故にて両下腿轢断に陥った傷病者に対して、当院救命救急センター EICU/ER 医師 谷野 雄亮さんとER 看護師 菅 真衣子さんが、東京DMAT（災害派遣医療チーム）隊員として出動し、線路内にも立ち入って救命活動を行いました。

傷病者は両2名の付き添いで当院ERに搬送となり、一時心肺停止状態となったものの蘇生され、一般病棟でのリハビリテーションを行うまでに回復し、先日退院となりました。

この適切な救急活動に対して、東京消防庁消防総監名で感謝状が交付され、12月20日に新宿消防署長が来院され、授与式が行われました。この消防総監感謝状は、非消防職員に交付される最高位のものとのことです。

なお、傷病者の救命に際しては、ERでは整形外科医師の他、追加手術で形成外科・麻酔科医師、入院中の併診ではメンタルヘルス科医師・糖尿病・代謝・内分泌内科医師、そしてリハビリテーションセンタースタッフ、栄養管理科スタッフ、看護部スタッフ、医療ソーシャルワーカー等、複数科・多職種が協力して対応にあたりました。

これからも地域の救急医療に貢献してまいります。

以上