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東京都トリアージ研修会が当院で開催されました。

2016.04.27

 東京医科大学病院は区西部医療圏(新宿区・中野区・杉並区)の災害拠点中核病院に指定されており、首都直下地震等の大規模な災害時には、この医療圏の医療対策拠点として中心的な役割を果たすことが期待されています。
今年4月2日(土) 午後、当該医療圏の医療従事者を対象に東京都トリアージ研修会が当院にて開催されました。
 都地域災害コーディネーターの太田祥一救急・災害医学分野兼任教授による東京都の災害医療体制と災害医療の基本についての講義の後、少人数のグループに分かれ、以下3つのワークステーションで参加型の研修が行われました。

  1. 緊急医療救護所の立ち上げ:
    超急性期に設置される救護所をどのように立ち上げ、災害医療の基本であるCSCATTTをどのように実践するかについて考えました。
  2. 一次トリアージ:

    START式トリアージ(図1)のコツとともにトリアージタグを実際記入。

  3. 二次トリアージの基本:
    医療救護所での観察や初期対応をシミュレータで体験。また、災害時のカルテ(http://www.jaam.jp/html/info/2015/info-20150602.htm)も記載。


 約3時間の研修に非常に熱心に取り組んでいただき、地域医師会の先生からは、「定期的に復習する機会があった方が助かる」とのお声もいただきました。今後は定期開催も検討してまいります。
 ご参加いただいた方々ありがとうございました。準備、運営については、当院救命救急センター、総務課スタッフの他、国立国際医療研究センター病院、東京女子医科大学病院の救命救急センターの皆さまにもご協力いただきました。この場を借りて御礼申し上げますとともに、今後の災害対策に向けてさらなるご協力をお願い申し上げます。

救急・災害医学分野 助教 内田康太郎

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