お知らせ
2025年度 第1回 訪問看護師・ケアマネジャー交流研修会を開催しました
2025.12.15
2025年11月6日(木)、東京医科大学病院 臨床講堂にて、「2025年度 第1回訪問看護師・ケアマネジャー交流研修会」を開催しました。本交流会は、病院の看護師や多職種と、地域の訪問看護師・ケアマネジャーの皆様との連携をより深めることを目的に毎年実施しています。
今回は、新宿区・中野区・杉並区・渋谷区から訪問看護師、ケアマネジャー、社会福祉士、リハビリスタッフ等101名、院内から看護師、MSW、リハビリスタッフ49名、合計150名の方にご参加いただきました。 テーマは「病院と地域で考える退院カンファレンス〜終末期の患者さんの事例を通して本人の意向をどうつなぐか〜」です。講演では、緩和ケア認定看護師・池谷清香看護師より本人の意向確認の視点や家族支援について、退院支援看護師・重田美幸看護師より退院支援の実践についてお話しいただきました。さらに、はやぶさ内科ホームクリニックの山口院長からは、退院後の在宅支援の実際をご紹介いただき、「病院と地域が手をとれば、最期までその人らしく生きることは叶えられる」との力強いメッセージをいただきました。 後半では、16Gに分かれてグループワークを実施しました。事例をもとに、本人・家族の意向をどのようにつないでいくか、また病状や医療行為だけでなく生活面や本人の思いに寄り添う工夫について、活発な意見交換が行われました。アンケートでは、「とても勉強になった」「有意義だった」「楽しかった」など満足度の高いご意見を多数いただきました。また、「退院前カンファレンスに可能な限り参加し、病院と在宅の双方の視点から家族の思いを共有する場を大切にしたい」といった、今後の支援につながる声も寄せられ、大変有意義な交流会となりました。 今後も、病院と地域が協力し、より良い支援を目指す場として交流会を継続して開催していきます。次回のご参加も心よりお待ちしております。




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