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〈整形外科より〉高校生のための整形外科体験セミナーを開催しました

2024.03.29

2024年3月16日(土)、東京医科大学病院9階臨床講堂にて「高校生のための整形外科体験セミナー」を開催いたしました。整形外科で行っている検査や手術を体験していただき、医療に興味を持ってもらうことを目的としました。「手術室の扉を開け!高校生のための整形外科冒険体験セミナー」と題して、「目指せスポーツドクター!膝の関節鏡手術にトライ!!」「身体のメロディ:超音波が紡ぐ筋肉と腱のハーモニー」「手に職を!高校生が骨折手術に挑戦」「宇宙服で未知なる世界へ!人工関節に触れてみよう!」の4つのプログラムを用意し、高校1・2年生を対象に募集しました。参加者全員にマンツーマン指導が十分にできるよう募集人数を20名としました。

当日は、山本謙吾病院長(整形外科主任教授)の挨拶の後、5名ずつ4グループに分かれ、4つのブースを順番に体験していただきました。関節鏡ブース(担当 原口・鈴木)では、2台の膝関節鏡セットを用い、半月板切除や遊離体摘出を行いました。骨折手術ブース(担当 畠中・元谷)では、骨折の骨モデルを用い、創外固定術、プレートとスクリューによる骨接合術を行いました。超音波ブース(担当 市川・辻)では、参加者自身の神経、筋肉、靭帯を観察し、肩関節の模型を用いて、エコーガイド下に関節注射を行いました。人工関節ブース(担当 立岩・松岡)では、人工関節で使用する術衣(宇宙服)を装着し、骨モデルを用いて人工膝関節置換術を行いました。初めて体験する整形外科の検査や手術に、参加者はみな興味津々な様子で、体験中には多くの質問もあり、積極的に取り組んでいました。

また、前方スクリーンには、2023年8月より当院に導入されたロボット支援下人工関節置換術の様子を映しましたが、最先端の医療技術に目を輝かしている様子がうかがえました。

セミナー終了後は、修了書を授与し閉会といたしました。帰りの際には、参加者から「貴重な体験ができ、とても良かった」「東京医大に入りたい」など多くの感想が寄せられ、盛会裏にセミナーを終えることができました。

整形外科では、この先も引き続きセミナーを開催し、社会貢献に取り組んでまいります。

集合写真
関節鏡ブース
人工関節ブース

骨折手術ブース

超音波ブース

整形外科

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