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病院経営人材育成研修会
「リアルワールドで学ぶ病院チームマネジメント入門」開催のお知らせ

2024.03.01

リアルワールドで学ぶ病院チームマネジメント入門


「医療連携」「収益向上」「情報発信」「医療DX」「労務管理」「離職防止」「苦情対応」...。医療機関の運営ではさまざまな問題が発生します。それぞれの施設で対策を立て、実施するのは大きなエネルギーを使っているのではないでしょうか。こちらを立てればあちらが立たず、どんな本を読んでもネットで検索しても周りに相談しても答えは書いてありません。高額な研修に参加してそれっぽいカタカナを覚えて帰っても、逆に今までの古いやり方でそれなりにうまくいっている施設内で孤立してしまうようなことはないでしょうか。

このプログラムではすぐに役立つ知識やノウハウを学ぶわけではありません。似たような境遇の方が集まって、正解のない困った事案にいろいろな意見や客観的視点から検討し、共有します。当院の、または皆さんが持ち寄った事例を通して解決法が見つかればそれに越したことはありませんが、「ウチだけじゃないんだ」と安心してもらうのがゴールの一つです。困ったときの相談相手を見つけるのもゴールの一つです。

講師陣はなるべくたくさんの職種から選考しました。「チーム医療」が当たり前になっていますが、それを支えるのは事務職を加えて医療以外の部分も運営する「病院チームマネジメント」です。医師だけ、事務職だけの研修ではなく、すべての職種の方がそれぞれの現場で他職種の事情を考えながら全体最適を求める視点を養います。



画像をクリックするとPDFでご覧いただけます。

開催日

6月22日(土)、7月13日(土)、7月27日(土)、8月10日(土)、8月24日(土)
午後1:30~4:45(予定)
初回終了後に懇親会を行います。

プログラムの特徴
アクティブラーニング

本プログラムは講師の一方的な講義中心の授業ではなく、グループワークカリキュラムで構成されたアクティブラーニング形式の授業が中心の講座です。実際に医療現場で起こった問題や課題に対し、どのように対応していくのかを、同じ境遇の仲間たちと共に考え、掘り下げていきます。生涯教育の一環として学校法人東京医科大学の公式講座であり、修了時に証明書を交付します。

“現場”に必要な実践力の向上

講師陣は実際に東京医科大学病院の現場で働く“実務者”の顔とその実務をアップグレードするための資格を取得した”学習者”の顔をもっています。そのため本プログラムでは、現場に必要とされる実務的な視点や考え方が数多く共有されます。具体的なノウハウやtipsを講師が披露し、場合によっては受講生が披露してくれるかもしれません。『経営理論は分かっているのだけれど現場での実践は難しい』といった課題を感じている方や『実際に医療施設の現場に求められる実践力を身に着けたい』と考えている方に適したプログラムです。

リフレクション&フィードバック

毎回の講義ではリフレクションシートを提出していただきます。議論の中でいろいろと考えたことを言語化するのは非常に大切で意味のあることです。感想程度でも構いませんが、新たな視点を得て調査した結果を記載しておくで、ご自身が勤務する医療機関での活動に役立つはずです。これに対して講師からは必ずフィードバックを行います。このやり取りを2週に一度の対面講義の間に行います。

対象

職種・資格を問わず、医療施設(病床のある施設を推薦します)で勤務している方。
現在または近い将来、病院運営にキーパーソンとして携わる可能性もしくは希望がある方。
通常の業務に疲労しているが、新たな視点をもって臨みたい方。

募集人数

10名程度(応募多数の場合には選考します)。

費用

58,000円(税込み)

全課程修了者には学校法人東京医科大学学長からプログラム修了証明書が交付されます。

申込方法

下記の応募フォームより必要事項をご記入の上、お申し込みください。
※お申し込み受付は締め切りました。

申込締切

2024年5月末日
※応募者多数の場合は途中打ち切りの可能性があります。

予定プログラム
● 6月22日
テーマ 病院運営におけるプロジェクトマネジメント
概要 多様化する社会ニーズやリスクへの対応により目前に迫っている未来の病院経営において、ダイバーシティ経営への転換は重要かつ革新的な一歩です。ここでは経営者の取組み(トップマネジメント)から、現場オペレーションマネジメントまで、組織変革の在り方を検討します。
講師 菅野 義彦/樋口 由布子
● 7月13日
テーマ BCPで備える(新興感染症対策)
概要 感染症・自然災害、それは突然にやってきます。医療を提供し続けるには、過去から学び、未来に備える連続的な活動かもしれません。備えることの具体性を考えるための授業です。
講師 中村 造/本田 裕美
● 7月27日
テーマ 医療事故とメディア
概要 医療事故、医事紛争に関する報道は、ひとたび耳目を集める事故があれば多くなりますが、徐々に減少します。こうした揺らぎの要因は何か、そして、患者、医療者、社会に対してどのようなインパクトを与えるかについて考えます。
講師 浦松 雅史/永井 学
● 8月10日
テーマ 医療関係法規とカルテ記載
概要 医師が記載する診療録(カルテ)は,作成と保存が法的に義務付けられています。電子カルテの普及とともに,医療機関内にはさまざまな電子情報が溢れています。医療情報に関する法的背景とその価値を再認識し,そのあり方・活用方法を考察します。
講師 竹口 文博/齋藤 豊
● 8月24日
テーマ 施設基準から考える増収策(栄養部門の増収策の事例から)
概要 病院経営においては、診療報酬の施設基準をどう満たし維持していくかが大きな課題となります。コストカットの対象になりやすい栄養部門から逆に増収した事例を通して、医療収入の増収策を考えます。
講師 宮澤 靖/那須 友里恵
講師紹介
菅野 義彦【本講座責任者】

東京医科大学病院副院長(医療安全、危機管理担当)、腎臓内科学主任教授

【資格】
医学博士、システムデザインマネジメント学修士、医療クオリティマネージャー

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浦松 雅史

東京医科大学病院 医療安全管理室 室長、医療の質・安全管理学分野 准教授

【資格】
医師、博士(医学)、法務博士、社会医学系指導医

詳細はこちら

齋藤 豊

東京医科大学病院 診療情報管理室 課長補佐

2001年埼玉医科大学総合医療センター医事課入職。2019年東京医科大学病院医療保険室、2021年より現職。主に病院の医療の質・経営の質改善に資する業務に従事。院内にある様々な診療情報を活用できる『頼れる院内の経営コンサルタント』を目指しています。

【学位・資格】
医療ビジネス経営学修士(国際医療福祉大学大学院 医療経営管理分野)
日本診療情報管理学会認定 診療情報管理士指導者

【所属学会等】
日本診療情報管理学会
日本診療情報管理士会

竹口 文博

東京医科大学法人企画部統合管理室長
東京医科大学腎臓内科学分野兼任准教授

【資格】
弁護士(第一東京弁護士会)
腎臓専門医・指導医(日本腎臓学会)

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中村 造

詳細はこちら

那須 友里恵

東京医科大学病院 医療保険室 専門員

【略歴】
1993年 東京医科大学八王子医療センター 医事課入職。入院費計算、医事システム運用に従事し、医療保険室に異動後、施設基準の管理・運営に携わりました。経営企画室と兼務となってからは、DPCデータ等を使用した院内コンサル、病院改革案策定等を経験しました。2019年より東京医科大学病院へ異動となり、医療保険室にて施設基準の管理・運営、査定・返戻等の対策を始めとした適正な保険診療に係わる業務を担当しています。

【資格】
経営情報学修士、診療情報管理士

樋口 由布子

東京医科大学病院 経営企画室 係長

【略歴】
大学病院で臨床看護師、クリニカルパス推進室専従、病院情報システム室副室長等を務めた後、2018年に企業へ転職。病院経営支援コンサル、海外事業立ち上げ、新規事業開発等に携わり、2023年より現職。

【資格】
看護師
医療保健情報学修士

本田 裕美

総合相談・支援センター 入院前支援担当 主任看護師

【略歴】
国立大学病院勤務(筑波大学・佐賀大学・大分大学・長崎大学)、電子カルテ導入・病院移転、監査・記録教育、パス、PFM推進の業務に従事。2017年より東京医科大学病院勤務。病棟・外来勤務後に情報システム室所属、2020年より現職。全体最適の視点と構造を大切に、患者さんも働く医療者も皆がつながる医療を目指しています。

【資格】
看護管理・教育学 修士
ISO9001 内部監査員

宮澤 靖

東京医科大学病院栄養管理科 科長
東京医科大学医学部 講師
日本栄養経営実践協会 代表理事
京都光華女子大学客員教授 美作大学大学院臨床教授
エモリー大学医学部栄養代謝サポートチーム特別スタッフ

【資格】
管理栄養士、NST専門療養士、アメリカ静脈経腸栄養学会認定NST栄養士

外部講師
永井 学

日経ヘルスケア編集長

【略歴】
1974年岡山県生まれ。96年に早稲田大学政治経済学部経済学科卒業後、日経BPに入社。『日経ネットビジネス』でITベンチャー、『日経トップリーダー』で企業経営など、主に経営分野を中心に取材を重ねてきました。2013年から医療・介護の経営情報誌『日経ヘルスケア』 で、診療報酬・介護報酬改定や、先進的な医療・介護経営のケース取材などの記事を担当してきました。2020年4月より現職。現在は人口減少社会の中での医療・介護人材の確保やアフターコロナの病院経営、医療DXの分野などの取材を続けています。

授業風景
担当メンバーで模擬授業を行いました。内容が連携する場合もありますので、自身の担当分以外の回に参加することもあります。
当セミナー内容・申込に関する問い合わせ

東京医科大学病院 病院経営人材育成研修会担当
Byouin-team@tokyo-med.ac.jp

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