2023年8月19日（土）、「第20回東京医科大学病院 少年少女医学講座」が開催されました。今回は495名という多くの応募があり、厳選なる抽選の結果、当選した小学校5年生～中学3年生とその保護者40組80名が参加しました。

今回は「シミュレーション体験を通して医療の基礎知識を学ぼう！」と題し、整形外科、形成外科、循環器内科、腎臓内科、産科・婦人科、救命救急センター、シミュレーションセ ンターの医師・スタッフの協力のもと、以下の4つのプログラムを体験していただきました。

1. シミュレータで心臓音や呼吸音、脈拍を測定しよう！ ～診療体験～
2. 身近なものを使って、応急手当をしてみよう！ ～応急処置体験～
3. AEDの使い方を学ぼう！ ～心肺蘇生体験～
4. 傷口を縫ってみよう！ ～縫合体験～

受講者からは、「多くの先生や看護師が詳しく丁寧に教えてくれたので、分かりやすく楽しかった」「いざという時に役に立つようなことをたくさん学べてよかった」「体験をしてみて医師の仕事がイメージできた。すごく憧れて、医師になりたくなった」など多くの好評をいただきました。また、保護者からは、「本格的な装置を使い、実践的な内容であった」「子どもが修了証・集合写真をとても喜んでいた」「病院長をはじめ、医療従事者が多く揃ったイベントで病院の本気を感じた」「子どもの頃に、医学について学ぶ機会はとても貴重な体験であった」など多くのご感想をいただきました。

今回のような医療体験型プログラムは、応募者数の多さからも非常に人気が高いことを感じました。また、今後の未来の担い手となる子どもたちが直接、医師や看護師から専門的な医療の知識を学び、かつ、本物の医療機器に触れることができる付加価値の高いイベント内容となっているので、大学病院の社会貢献の一環として、今後も継続的に実施していければと思います。