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附属施設「上高地診療所」のご案内

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附属施設のご案内

東京医科大学 上高地診療所

長野県松本市にある標高約1500メートルの山岳景勝地「上高地」は、中部山岳国立公園の一部として、国の文化財(特別名勝及び特別天然記念物)に指定されています。ここに東京医科大学病院の附属施設として「東京医科大学 上高地診療所(通称 東京医大診療所)」があります。上高地の開山(4月)~閉山(11月)までの間、当院の医師が交代で出張して診療にあたり、上高地の山岳医療・地域医療に貢献しています。

お知らせ

2024年11月15日 令和6年度の診療を終了しました。

診療案内

〈受診にあたってのご注意〉

  • 当診療所は山岳診療所の為、プライマリーケアのみ行っています。検査・大きな処置・レントゲン等が必要と判断される場合、松本市立病院、又は近隣病院へ紹介します。
  • 診療所に常備してある薬は、一般の病院と違い、種類に限りがあります。普段服用されている薬がある方は、必ず持参してください。院外処方箋の発行は行っておりません。
  • 往診について:当診療所は山岳救助業務を行っておりません。したがって、登山やトレッキング途中での遭難、受傷、罹患などの場合には、山岳救助隊、警察、消防にて搬送します。

※プライマリーケア:疾病の初期治療。患者さんが最初に利用する医療は、身近な地域の医師との信頼関係に基づき、適切な診断処置および以後の療養の方法の指導がなされるべきとする考え方に基づくもの。

上高地診療所

所長 山田 公人

(八王子医療センター 乳腺科 診療科長)

開設期間 4月27日(開山祭)から11月15日(閉山式)まで
※前後する事があります。
診療時間 午前9時から午後5時まで
交代日 木曜日(医師交代日)
急患 随時受付
診療担当医 1週間交代で東京医科大学の医師が診察を行います。
保険診療 保険診療を行っています。健康保険証をお持ちください。

アクセス

住所:〒390-1516 長野県松本市安曇上高地
TEL:0263-95-2935 FAX:0263-95-2558

※上高地へのアクセス方法は、上高地公式ウェブサイトをご参照ください。

設立の経緯

東京医科大学の前身である東京医学専門学校に入学した学生(篠井金吾、安東康士、金儀平治氏ら)が山岳部を創設したのが、大正12年(1923)のことでした。彼らは上高地を中心として登山活動に入り、そこで五千尺旅館館主丸山尚氏、夫人藤沢たい氏らと懇意になり、健康相談に応じるようになったのが当診療所の始まりです。
昭和2年(1927)丸山尚氏の全面的な援助によって、五千尺旅館の小梨平側、清水川との間に診療所が開設されました。当時は「東京医学専門学校山岳会高山医学研究所」と呼称されました。
その後、昭和32年(1957)に現在地に移転し、名称も「東京医科大学上高地診療所」となり、従来山岳会で維持されていたものが、東京医科大学の管理下に入り、東京医科大学病院の医師を派遣して、診療にあたるようになりました。

昭和初期の診療所

沿革

大正12年
(1923)
東京医学専門学校山岳部創設
大正13年
(1924)
仮診療所小梨平設置
昭和02年
(1927)
東京医学専門学校山岳会高山医学研究所付属診療所開設
昭和05年
(1930)
燕山荘西岳の小屋、槍ヶ岳殺生小屋で診療開始
昭和14年
(1939)
同所での診療中止
昭和15年
(1940)
診療所(小梨平)改築
昭和21年
(1946)
東京医科大学に昇格に伴い、東京医科大学高山医学研究所上高地診療所に改名
昭和32年
(1957)
現在地に新築、東京医科大学上高地診療所と改名
昭和54年
(1979)
7月14日現診療所竣工
昭和57年
(1982)
保険診療開始
昭和58年
(1983)
上高地診療所創立60周年記念
平成23年
(2011)
東京医科大学病院の附属施設となる

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