手術支援ロボット「ダヴィンチ」徹底解剖

ダヴィンチの魅力

入院から退院までの流れ

全国でも「ダヴィンチ」を導入している医療機関は限られています。「ダヴィンチ」手術について知りたい、手術を受けたいと希望される患者さんのために、東京医科大学病院では相談窓口を設置。相談から、実際に手術を受けられる場合の入院から退院までの流れをご説明します。在で微細な動きを可能にしたのが「ダビンチ」です。その優れた技術と操作性は患者さんや医師にとっても大きなプラスの作用をもたらします。

泌尿器科/前立腺全摘除術の場合

入院は手術前日。術前検査を受けて翌日の手術に備えます。通常は術後の疼痛も少なく、翌日には歩行も可能です。カテーテルを抜くまでに6日間ほどかかるため入院期間は2週間ほどかかりますが、術後の状態と患者さんの希望によっては、早期の退院も可能です。

●採血などの術前検査   手術、麻酔の説明●剃毛、シャワー●21時以降、飲食禁止(翌日手術の場合)●手術着、弾性ストッキング着用。手術前に点滴。●手術室に入り、麻酔開始●手術●点滴、酸素吸入●傷付近に管(ドレーン)●背中に痛み止めのための管●飲食禁止、ベッド上で安静●歩行可、飲水可●点滴継続●行動制限なし●4日目にドレーンを抜く●6日目にカテーテルを抜く●シャワー可●今後の治療方針の説明●次回外来の予約

コラム

アメリカでは手術の翌日には退院?

前立腺全摘除術を「ダヴィンチ」手術で行った場合の入院期間は、日本の2週間に対してアメリカでは平均でわずか1.5日です。しかしこれは社会背景によるところが大きいといえます。アメリカでは自由診療で入院費用が高額なために、患者さんは早期の退院を希望されるのが一般的です。「ダヴィンチ」手術では手術翌日から歩行が可能となるため、カテーテルをつけたままでも短期間で退院となっているのです。医療を受けるうえでの環境の違いが、日本とアメリカの入院日数の違いとなっているに過ぎず、技術の差によるものではありません。

「ダヴィンチ」手術を希望される皆さまへ「ダヴィンチ」手術に関するお問い合わせについて

当院では、「ダヴィンチ」手術に関するご質問・お問い合わせにつきましては、総合相談・支援センター「医療連携担当」でご連絡をお受けし、各科担当者におつなぎするシステムをとっております。
手術に関しましては、(かかりつけ医の紹介状をお持ちいただき) 各科に受診、「ダヴィンチ」手術担当医へご相談いただくことになります。また、お問い合わせの内容によっては(担当医師不在等により)当日お答えできない場合もございますので、何卒ご了承願います。

  • 紹介状がない場合は選定療養費7,700円(税込)をご負担いただきます。
  • 初めて当院を受診される方は、病院ホームページをご覧ください。

お問い合わせ
窓口

東京医科大学病院 
総合相談・支援センター 医療連携担当

TEL
03-5339-3808(ダイヤルイン)
03-3342-6111(代表)

『「ダヴィンチ手術」(ロボット手術)に関する問い合わせ』とお申し出ください。

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