術者の手の動きを手術装置のインストゥルメント(鉗子)に伝えるコントローラ
マスターコントローラ
まるで術野に手があるかのように
3本の鉗子と1本のカメラを自在に操る
親指と人差し指でマスターコントローラを掴み操作
サージョンコンソールの中央・下部に位置し、術者が親指と人差し指で握り、インストゥルメント(鉗子)と3D内視鏡を操作するための装置です。左右のコントローラを右手と左手で握り、腕や指を動かすと、患者に横付けされたペイシェントカート(手術装置)に即座にその動きが正確に伝わって、患者の腹腔/胸腔内に挿入された鉗子や内視鏡が同じ動きをします。親指と人差し指を開閉すると鉗子の先も開閉し、組織をつまんで固定したり、剥がしたりといった操作ができます。その動きはとてもスムーズで、実際に術野に両手を入れたような感覚で作業ができます。またコントローラは2本ですが、フットペダルで切り替えることで、3本の鉗子と1本の内視鏡の合計4本を一人の術者が自在に操り、繊細な手術が実行できます。
- 3本のアームと1本の内視鏡を、フットペダルで切り替えながら術者自身が思い通りに操る