ナース成長記
看護師としての成長は、一つひとつの経験の積み重ねから生まれます。初めての挑戦に戸惑いながらも、先輩や患者さんに支えられ、一歩ずつ前進する日々。その中で得られる学びや達成感が、看護師としての自信とやりがいを育てます。
「ナース成長記」では、そんな看護師のリアルな成長の物語をお届けします。

- 大木 美憂
- 消化器外科病棟
/ 2014年入職
1年目
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1年目
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高校生の頃、大好きなおじいちゃんが入院することに...
その時、出会ったやさしい看護師さんに憧れ、看護の道に進むことを決意。
元気になったおじいちゃんの応援にも支えられ、念願の看護師に。
バスケットボールで培ったポジティブシンキングで失敗しても、すぐ立ち直るのが私の強み!
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黄色のネームストラップは、新人看護師のあかし
誇らしげな気持ちになると同時に大きな責任感を感じ、緊張...。
そんな私を見て、患者さんから「がんばってね」と声をかけていただいたり、先輩が「困っていることはない?」とサポートしてくださったり、温かい言葉が励みになります。
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先輩の側で実際の看護を見て学ぶ
身につけなければいけないことはたくさんあるけれど、先輩が分かりやすく指導してくださるので安心。
実際の看護を見て学ぶシャドウイングもそのひとつ。
いつ、どのようにするのか、イメージを持つことができるので初めてのことでも落ち着いてできるんです。
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緊張で手がふるえた採血と注射
新人看護師は、初めての経験の連続。時には思うようにできないことも。
採血と注射では緊張で手がふるえうまくできずに悩んでいると、「私たちの腕で練習しなさい」という先輩の言葉!
先輩たちのサポートのおかげで、 今は自信を持ってできるようになりました。
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「つらい時、あなたがいてくれたから元気になれたよ」
患者さんの言葉一つひとつが宝物。
患者さんといろいろなことを話し、想いが通じるように努めているからこそ 「ありがとう」という患者さんの言葉と笑顔が、学生時代の何倍も心に響きます。
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側にいてくれるだけでチカラになる。それが同期の存在
同じ病棟で働き、看護師寮の仲間。
夢を語り合ったり、悩みを相談したり、時には、ピザパーティーを開いて盛り上がったり! 励まし合い、刺激し合える仲間がいるから、私がんばれるのかな。
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大変なこともあるけど、毎日が充実している1年目。
将来の目標は、患者さんに寄り添った看護を実践すること。想い描くだけじゃなく、必ず実現させてみせる!
今、未来の自分が楽しみです。

2年目
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2年目
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いよいよ看護師2年目。初心を忘れず新たな気持でスタート!
少しづつ慣れてきた2年目。生活リズムもできてきて目覚ましがなくても起きられます。でも、夜勤はまだ少し苦手です…。業務が重なると 慌てていたけれど今は落ち着いて対応できるように。
新人時代と変わっていないことは何ごとにも一生懸命取り組む姿勢!
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プライマリーケアで患者さんとの距離が縮まる
2年目での大きな変化は一人の患者さんを一貫して受け持つプライマリーナースを担当すること。
患者さんの治療内容や状態に合わせて必要なケアを考えられるように。患者さんとお話しする時間が楽しいと感じられるようになりました。
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2年目になって新たに感じる不安
仕事の流れはつかんだけれどまだまだ経験したことのないこともたくさんあります。
新人さんの質問にしっかり答えられずもどかしい気持ちになることも…。
できないこと、分からないことはとにかく調べて、先輩に聞いて一つずつ解決しています。
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私たちをサポートしてくれる先輩たちに感謝!
まだまだ半人前の私を親身に指導してくれる先輩たちには言葉では表せないくらい感謝しています。
初めて受け持つ疾患の患者さんの時は手術のオリエンテーションから退院指導までていねいに指導してくれます。
知識も経験も豊富な先輩たちがそばにいてくれるので、心強いです!
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少しずつだけど成長の手応えを実感
1年目の時、不安だった胸腔ドレーンの取り扱いが落ち着いてできるようになりました。
患者さんから「成長したね」「2年目とは思わなかったよ」といってもらえた時、自分なりに成長できているのかな… と、うれしく感じます。
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新人のサポートで多くのことを学んでいます
新人さんの気持ちを一番理解できるのは2年目の看護師。だから、困っていそうな時はすぐに「大丈夫?」と声をかけます。
新人さんから学ぶことも多くひたむきな姿勢や一生懸命なところは私に初心を思い出させてくれます。
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将来は、地域に貢献できる看護師になりたい
今の目標は来年担当するプリセプターにむけてもっと力をつけること。急変時や業務が重なった時の対応力も伸ばしたいです。
将来は、退院した方の生活を支援する看護師になりたい。そのためにも“今”を精一杯がんばります!

4年目
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4年目
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仕事のやりがいを感じはじめた4年目
北海道から東京に出てきて4年。仕事にも慣れ、やりがいを感じるように。
オフの日もショッピングや趣味を楽しむなど充実した毎日を送っています。 仕事が楽しくなってきた時だからこそ、患者さんと真摯に向き合うという初心を忘れず、昨年から任せていただいているリーダーが務まるようがんばっています。
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全ての経験が成長につながっている
リーダーは全体の状況を把握して、より良い看護を行えるようメンバーの先頭に立つことが大切です。
そして今は、後輩と経験豊富な先輩をつなぐ架け橋になることが成長につながるはず。大変なことのほうが多いかもしれないけど、看護師になって本当によかったと思っています。
先輩や後輩、患者さんから多くのことを学び、自分のスキルを深めていきたい!
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経験値があがることで、患者さんにより近づける
3年目の時に呼吸状態が思わしくない重症の患者さんを担当。
その時は人工呼吸器を確認するのが精一杯でした。しかし今年は、前回の経験をふまえ、多職種と連携しながら退院支援まで計画的に行うことができました。長期間の入院でしたので、患者さんやご家族との距離も自然に近くなり転院のときに「大木さんが担当でよかった。ありがとう。」とおっしゃっていただいたのが、とても印象的でした。
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プリセプターを経験してコミュニケーションの大切さを知る
キャリアのターニングポイントは、初めてプリセプターを担当した3年目。新人さんの指導・サポートを通じて、看護を人に伝えるむずかしさと大切さを実感しました。
コミュニケーションは働きやすい環境づくりでも欠かせないこと。チームメンバーが前向きに仕事に取り組める関係づくりを心がけています。
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お互いに学び合う後輩との関係
患者さんの安全が第一なので、後輩が初めて経験するケアには必ず同行し、終了後に復習。
最近は一方的に教えるのではなく、相手の意見を待って自主性を引き出すアプローチを意識するようになりました。ひたむきな姿勢など、私も後輩から多くのことを学んでいます。
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目標があるから未来が楽しみ
患者さんはもちろんのこと、一緒に働くスタッフの方々にも信頼してもらえる看護師になることがこれからの目標です。
また地域に暮らす高齢者の方々にきめ細かい支援をするため、保健師の資格を活かせる業務にも携わりたい。これからの自分にワクワクしています。