About私たちについて

病棟・部門紹介

多様な診療科が連携し、高度な専門医療を提供。
各分野のスペシャリストが最適な治療を追求し、チーム医療の力を最大限に活かします。
患者さんに寄り添いながら、安全で質の高い医療を実現するための体制を整えています。

肺・甲状腺の悪性・良性腫瘍の疾患が多く年齢層も10~90歳台と幅広いですが、その中でも高齢化社会に伴い70~80歳代の患者さんが、手術療法・薬物療法・放射線療法と多岐にわたる治療を受けています。胸腔鏡下・ロボット支援下手術による低侵襲手術やハイリスクな甲状腺手術を受ける患者も多く、薬物療法では新薬を多く取り扱っています。
それぞれの治療法に合わせたクリニカルパスを使用し、入院から退院までの統一した過程で医療と看護の提供を行っています。また、急性期から終末期と様々な病期の患者さんを対象としており、多職種カンファレンスにおいて患者さんの治療方針やQOLを考えたディスカッションを行い、患者さんのニーズに沿って医療従事者が同じ方向に進んでいけるよう日々検討を重ねています。
患者さんは、入退院を繰り返しながら社会生活を送り治療を継続しています。患者さんだけでなく家族の想いを汲み取り、笑顔と人を敬う気持ちを持って日々の看護をチームで考え看護実践に取り組んでいます。スタッフ間のコミュニケーションを大切にし、若いスタッフが段階的に成長できるようサポート体制を整えています。

特別病棟は、高級感のある落ち着いた空間の中で治療に専念できるよう配慮した全室個室の病棟です。産科・小児科・メンタルヘルス科以外の全診療科の患者さんが入院される混合病棟であり、幅広い知識や技術が求められます。手術・内視鏡・化学療法といった多岐にわたる検査や治療の他、インバウンド医療を求めて海外から来院される患者さんへも対応するため、日々勉強会や研修に参加し、質の高い看護が提供できるよう努力しています。
また、プライバシーを重視して個室を選択しておられる方も多く、個人情報保護をより重視した対応を行っています。病棟コンシェルジュの配置やフリードリンクサービス、アメニティグッズのサービスなども行っており、患者さんの思いに寄り添った看護ができるよう、常に医療接遇の向上を目指しています。

主な疾患は骨折、関節疾患(股関節・膝関節・肩関節)、十字靱帯疾患、半月板疾患、脊椎疾患、骨腫瘍、外反母趾、手の疾患(手根管症候群・ばね指・デュピュイトラン拘縮)等があり、手術、化学療法を行っています。検査はX-P、CT、MRI、ミエログラフィーなどが主な検査です。患者さんの年齢層は中学生から高齢者まで幅広く各年齢層に応じて看護の展開をしています。
整形外科の患者さんは、痛みを抱えて日常生活を送っています。社会復帰に向けてリハビリテーションを行い、患者さんの自助能力を生かした介入や介助をしています。転院や、退院後の生活様式が変化することも多く、入院中からMSW、薬剤師、栄養士、リハビリ技師、事務職員と協働してチームで医療を提供しています。
また、四肢の疾患のため、転倒予防には注意を払う必要があります。特に術後は荷重がかけられない方や装具の装着が必要な方などに、注意点や装具の取り扱い方法を分かりやすく説明し、安全に療養生活が送れるように転倒予防に努めています。

当病棟は整形外科、形成外科、臨床検査医学科、救命救急の混合病棟です。整形外科では脊椎疾患をはじめ、転倒による骨折などの方が多く周術期の看護を経験することができます。形成外科では糖尿病性神経障害による潰瘍の治療や熱傷看護を学ぶことができます。また臨床検査医学科ではエイズの拠点病院となっているためHIV・AIDS疾患の看護など多くの疾患に触れることができ、幅広いスキルを身につけることができます。そして外科・内科共に退院に向けた地域連携支援など患者を全人的に捉えて看護をすることができるようになります。自宅退院に向けADLの回復を目指す患者さんも多く、患者さんと共に積極的に歩行練習を行うことが当病棟の日課でもあります。

泌尿器科病棟は、前立腺・腎臓・尿管・膀胱・精巣と、泌尿器科全般の疾患を持つ患者さんが入院している病棟です。ロボット支援下手術、化学療法、小線源治療、診断のための検査など特定機能病院の役割に応じた診断、治療が日々行われています。対象とする患者さんは周術期・急性期・回復期・終末期と様々であり、時には緊急で入院され即手術という方もおられます。年齢も10代から90代まで幅広い層の方を対象としています。そのような患者さんに対し、安心して安全な医療・看護を受けていただき、患者さんやご家族が納得して入院治療に望めるよう、ストマケアや緩和ケア等、看護の継続性や専門性の高い知識・看護技術を身に着けていくことを心がけています。
また、地域に戻り患者さんが生活できるように、チームで多方面から支え、継続した看護を実践していけるよう、多職種・泌尿器科外来看護師・地域との連携も大切にしています。

主な疾患 ・呼吸器内科:肺癌、慢性呼吸不全、肺炎、間質性肺炎
・皮膚科:皮膚悪性腫瘍、蜂窩織炎、天疱瘡、帯状疱疹、褥瘡
・感染症科:各種感染症、化膿性脊椎炎 、結核疑い
・麻酔科・放射線科:ペインコントロール

治療・検査
<検査>経気管支肺生検、皮膚生検、腰椎穿刺、上・下部消化管内視鏡
<治療>陽圧換気療法、酸素療法、化学療法、放射線療法、手術療法(全身・局所麻酔)、軟膏療法、ステロイド療法

所属で大切にしていること
診療科の特性上、入院患者さんの多くは慢性疾患、悪性疾患の治療のために入院してきます。入院での治療を終えた患者さんが退院後も疾患と向き合いながら日常生活が送れるように入院中から退院後の生活を見据えた看護支援を行うことを心がけています。
スタッフ間のコミュニケーションを大切にして病棟運営や患者ケアに取り組んでいます。

当病棟は主に呼吸器・甲状腺外科、消化器内科の患者さんを中心とした病棟ですが、現在は多岐にわたる疾患に対応しています。短期入院の方が多いため、外来での手術や治療後に入院されることも多く、短いかかわりの中でも患者さんの理解や信頼を得られる様に丁寧な看護を心がけています。短期入院であっても患者さんの望む療養環境を叶えられるように多職種でのカンファレンスを行いながら退院支援を推進しています。周術期看護から退院支援、チーム医療を推進するマネジメント力を臨床で経験しながらスキルアップを目指せる病棟です。また、当病棟は診療科も様々であり、看護師も様々な経験を持ったスタッフが多くいます。スタッフ一人一人の個性やスキルを認め合いながら患者さん中心の医療を実践できるよう、日々努めています。

頭頸部がん、口腔がん患者が約70%を占め、治療としては主に手術療法、化学療法、放射線療法を行っています。12時間にもおよぶ高侵襲の手術から慢性期、さらに終末期看護と幅広い看護を学ぶことができます。疾患や治療により、人間が生活する上で欠かせない「声を出すこと」「食べること」に障害を残す人が多く、患者のQOLや社会復帰に向けて入院時から多職種がチームとなってケアを提供しています。近年では国内初めての光免疫療法を行っており、最先端の高度医療に携わることができます。

消化器外科病棟では食道・胃・大腸・肝臓・胆嚢・膵臓の手術、化学療法、放射線療法を行う患者さんが入院されています。中でも膵臓・胆道手術が多く、腹腔鏡やロボット支援下による低侵襲手術の患者さんを積極的に受け入れています。また、炎症性腸疾患(IBD)・良性腸疾患センターの開設により、潰瘍性大腸炎やクローン病などの手術も行われています。
術後合併症予防に関しては、入院前から外来と連携し呼吸訓練や栄養状態の改善、向上に向けたケアを管理栄養士、薬剤師といった多職種で行っています。消化器疾患は、生命維持に重要な消化・吸収・排泄に関する疾患のため、退院後の生活指導が重要です。ストーマケア、創処置やドレーン管理などの指導は、皮膚・排泄ケア認定看護師の力を借りて実践しています。大きな不安を抱えながら、退院後の生活に必要なケアを身につけていこうとしている患者さんの気持ちに寄り添い、患者さん本位の看護を心がけています。

急性期疾患(消化管出血・急性肝炎・急性膵炎など)から慢性期疾患(肝硬変・潰瘍性大腸炎など)、良性疾患や早期・末期がんの患者さんが入院しています。主な治療は内視鏡による治療(ドレナージ術・砕石術・ESDなど)やTAE・RFAなど高度な技術を必要とする治療を行っています。緊急を要する処置や対応を求められるため潤滑なチーム医療を心がけています。
消化器疾患全般の急性期から慢性期まで大学病院の特性を生かした最先端の検査・治療の知識を習得し、患者を精神的・身体的に支える看護を身につけることができます。
定期的な入院治療を繰り返す患者さんを支えられるよう多職種連携を生かした退院支援を推進しています。

婦人科や乳腺科など、女性特有の疾患における周術期の看護を中心に、化学療法、放射線療法など幅広い治療における看護を行っています。外科的治療では、子宮、卵巣腫瘍等への腹腔鏡手術やロボット支援手術、乳房腫瘍への乳房摘出術や乳房再建術など、女性器の喪失に立ち会う場面が多くあります。患者さんの年齢層は思春期から老年期まで幅広く、女性のライフステージの中で疾患を捉えることが大切です。また、終末期へ移行する患者さんも多く、意思決定支援や緩和ケアなど、患者さんのQOLを尊重した多職種連携を行っています。急性期から終末期までのあらゆる疾患の看護とともに、在宅療養や社会復帰に向けた支援や家族看護について学ぶことができます。非常にデリケートな問題を取り扱うケースも多く、女性に寄り添った温かく細やかな看護を大切にしています。

小児科病棟の対象は0歳~15歳で、内科系および外科系、急性期から慢性期、日帰りの検査入院など幅広い疾患や検査の患児を受け入れています。当科では入院中だけではなく、ご家庭で支援が必要な患児に対して子ども支援チームが地域と連携して関わり、退院後も子どもとそのご家族が安心して過ごすことができるような活動しております。
検査処置の前にはプレパレーション、検査中はディストラクションを取り入れスタッフ一同常に子どもの権利を尊重し看護ケアをするよう心掛けています。保育士と協働し入院中でも遊びを通して子どもたちの成長発達を促しストレスを緩和し、笑顔でいられるように配慮しています。さらに、学童の患児を対象に朝礼、グループミーティング、散歩、レクレーション、学習等の日課への参加を通して入院中でも社会性を促すことができるように看護しています。

疾患の多くは脳腫瘍・脳血管障害です。周術期の看護や放射線治療、化療法など幅広い治療に伴った看護を学ぶことが出来ます。急性期から終末期まであらゆる病気の看護とともに、意識障害や言語・嚥下障害のある患者さんに対して、在宅療養や社会復帰に向けた支援を学ぶことが出来ます。できるだけスムーズに社会復帰支援が行えるように、早期から退院を見据えた支援が必要になるために多職種連携が重要になり、日々カンファレンスを行い情報共有をしています。また症状の急激な変化に伴い緊急手術や検査が行われる場合もあり日頃の観察力と判断力が重要になってきます。
自部署で大切にしていることは、車いすへの移乗や体位交換、検査後、OPE後の受け入れをチームや病棟全体で協力し合い、常にコミュニケーションをとり助け合いながら業務を行うことです。経験年数に応じてレベルアップしていけるようにチーム全体でフォローしています。年間を通し看護師中心の勉強会の他、スタッフの知識の向上のため医師の協力のもと勉強会を開催しています。

高齢診療科では、認知症(アルツハイマー病、血管性認知症)、脳血管障害、パーキンソン病、慢性閉塞性肺疾患、老年症候群、肺炎などの老年看護や認知症看護を学ぶ事が出来ます。脳神経内科では、脳血管障害、パーキンソン病、進行性核上性麻痺、筋萎縮性側索硬化症、多発性硬化症、ギラン・バレー症候群、重症筋無力症などの患者が入院しており、神経難病を抱える患者の看護や脳卒中看護を学ぶ事が出来ます。また、24時間脳卒中患者を受け入れるSCUがあります。そのため、脳神経外科の血管内治療や亜急性期患者のドレナージ管理を必要とする患者の看護も学ぶ事が出来ます。
認知症患者や脳卒中の後遺症により意思表示ができない患者に対し、意思決定支援を行っています。退院後の生活状況、療養環境を見据え、多職種カンファレンスやケアマネージャーなど地域との連携を図り、高齢患者や脳卒中患者の在宅支援や社会復帰に力を入れています。

循環器内科は、虚血性心疾患、不整脈、心不全、睡眠時無呼吸が主な疾患です。
大動脈弁狭窄症や僧帽弁逆流症といった心臓の弁を経カテーテル的に治療する経カテーテル的大動脈弁置換術(TAVI: Transcatheter Aortic Valve Implantation)や経皮的僧帽弁形成術(Mitral Clip®)の治療も行っています。CCUや心臓リハビリセンターと連携しています。
腎臓内科は、慢性腎炎、ネフローゼ、糖尿病性腎症、慢性腎不全が主な疾患です。
腎不全進行を阻止するため、薬物療法と綿密な食事療法、合併症対策など複合した治療を行っています。確定診断のため検査入院や、透析導入前のシャント作成目的の短期入院もあります。
循環器内科、腎臓内科とも生活習慣と病態に関連があるため多職種で協働し、患者さんの特性に応じた療養支援を行っています。

当病棟では血液内科、リウマチ・膠原病内科を主科としています。【挨拶をきっかけに風通しの良いコミュニケーション】を病棟目標とし、医療スタッフ・患者が安心できるような雰囲気づくりを心がけています。
血液内科では、白血病・悪性リンパ腫・多発性骨髄腫をはじめとした血液疾患を対象とし、抗がん剤や輸血療法、造血幹細胞移植を行っています。造血幹細胞移植は当病棟に併設している無菌室を使用し、医師・看護師・薬剤師・栄養士・PTなどの多職種で治療に取り組んでいます。長期にわたる治療を支えていくため身体面だけでなく精神的・社会的側面への支援も重要となります。
リウマチ・膠原病内科では、関節リウマチ・全身性エリテマトーデスをはじめとした自己免疫疾患を対象としています。ステロイドや免疫抑制剤治療のため生涯に渡り治療が必要となり、感染症をはじめとする全身管理が重要となります。日々の看護ケアを通し患者さんの細かな変化に気づくこと、治療が中断しないよう退院後の生活を踏まえた指導を行っています。

眼科と、糖尿病の患者さんが多く入院されています。眼科では、白内障・緑内障・ぶどう膜炎・網膜剥離・視神経炎・腫瘍などの疾患をもつ患者さんが入院されています。手術や薬物療法などを中心に治療が行われ、在院日数が短いのが特徴です。 視覚的・機能的障害を持ちながら、退院後もその人らしく自立した日常生活を過ごせることを目指して看護を行っています。
糖尿病の患者さんには糖尿病看護認定看護師や糖尿病療養指導士を中心に患者さんやご家族の方に生活指導を含めた教育を行っています。糖尿病疾患の理解や最前線の治療を理解しながら、正しい知識が身に着けられ行動変容ができるよう医師・薬剤師・栄養士などと協力し多職種で支援を行っています。

精神科急性期病棟である当科は、すべての精神疾患患者の治療や看護を提供しています。またこどものこころ診療部門を併設しており中学生までを対象としています。
薬物療法・心理療法に加え、無けいれん通電療法(m-ECT)などの専門的な治療も行っています。院内においては身体疾患患者の精神的苦痛緩和のためにリエゾンチームが横断的に活躍しており、病棟においては多職種と連携し社会復帰に向けた相談・支援を積極的に行っています。
当病棟では患者一人一人と密接に関わる事が出来る病棟です。ゆえに患者が抱えている悩みや不安に寄り添い、傾聴し、日々誠心誠意かかわるよう努めています。
また治療・看護方針や患者にかかわる様々な問題についてのカンファレンスを多職種と連携して行い、情報共有し支援を行っています。情報共有した内容は意思決定支援や退院支援に活かし、患者と家族を支え、社会復帰に繋がるよう取り組んでいます。

当院は地域周産期医療センターとしての役割を担っています。NICUや多職種と連携をして24時間母体搬送を受け入れ、妊娠から分娩、産褥期の管理を担っています。そして妊娠期から産褥期まで安心して出産や育児を行えるよう妊産婦をはじめご家族へのサポートを行っています。産科は病棟と外来の一体化管理であり、診療の補助だけではなく、助産外来や保健指導を通し妊娠中の生活や母乳・育児について指導しています。
基本的な看護・助産ケアだけではなく、ハイリスクの母子に対する専門知識と技術を習得できる環境です。スタッフは助産実践能力習熟度段階レベルⅢ「アドバンス助産師」の認証を目標にしています。助産師経験5年目で助産外来を担当できるよう日々研鑽に励んでいます。

NICU12床、GCU18床の地域周産期センターで、当院産科病棟に限らず周辺地域からの新生児搬送も多く受け入れています。早期産児、低出生体重児、呼吸器疾患、黄疸、哺乳障害、染色体異常、外科疾患(心疾患除く)など様々な疾患に対応しており、人工呼吸器管理、低体温療法、一酸化窒素療法といった高度な治療も行っています。
病室は半個室で暖色照明を使用し、患児と家族がゆったりと過ごせる優しい環境を心がけています。家族の退院後の不安軽減を目的として、多職種でのカンファレンスを積極的に実施し、病院での長時間育児の体験を行っています。
患児の生命を守り、成長・発達を促す優しい看護を提供する。ファミリーセンタードケアの理念のもと、家族を支援する。とビジョンを掲げ、患児がしっかりと家族の一員になることをスタッフ一同目指しています。

EICUは新宿区、中野区、杉並区を中心とした3次救急で搬送された患者さんのための集中治療室です。入室する患者さんの疾患は重症外傷、心疾患、呼吸不全、急性薬物中毒、敗血症など多種多様かつ重症であり、入室後も人工呼吸器管理や補助循環を使用するなど集中治療管理が必要となります。突然発症や事故などで患者さんはもちろん御家族もショックや混乱をきたしてしまいます。そのため、身体的ケアのみならず精神的ケアも行っています。入室直後はかなり状態が不安定な患者さんが多いですが、少しでも早く心身ともに安定して社会復帰できるよう、医師・看護師・薬剤師・栄養管理士などと共同しチーム医療を提供しています。

新生児から高齢者まで幅広い年齢層の方の手術が年間平均10000件行われます。
術前評価外来から手術前日訪問、術後訪問を手術室看護師が行うことで、手術目的で入院してくる患者さんのニーズを入院前から捉え、術中看護に活かしています。術後訪問では、患者さんと直接お話することで、手術中に提供した看護の振り返りを行ない、患者さんに寄り添った看護を提供しています。術前評価外来から術後訪問までの周術期の患者との関わりを通し、手術室看護師としてのやりがいや達成感を感じています。
また、主治医や麻酔科医師、臨床工学士を含めた多職種カンファレンスや勉強会を行なうことで、日々更新される最先端技術に対応出来るように励んでいます。さらに症例報告会やベストプラクティスを発表することで、お互いの看護を共有し、全体の看護の質のレベルアップを目指しています。
当手術室では安全安心な手術医療・看護を提供するために、スタッフ間のコミュニケーションをとても大切にしています。日頃から挨拶やお互いに声を掛け合うなど、手術室内の雰囲気作りも大切な看護だと考え実践しています。

主な疾患

1,2次救急
腹痛、頭痛、嘔気嘔吐、脱水、発熱、外傷など様々。
3次救急&DMAT対応
心肺停止、ショック、意識障害、外傷、虚血性心疾患、脳血管障害、呼吸不全、消化管出血、特殊感染症、急性薬物中毒、熱中症、低体温症、重症熱傷など。

24時間365日、1~3次救急患者に対する初期看護を担っています。
大切にしていることは、地域と人口動態を見つめ、求められる役割を理解することです。当院の二次医療圏人口は120万人、新宿駅利用者360万人/日です。都内屈指の搬送件数ですが、大切にしていることは、患者さんや家族の気持ちに寄り添うことです。そのために、5S、コンフォートケア、継ぎ目のないシームレスな対応強化に向けてTeamで取り組んでいます。


1.5S(整理・整頓・清潔・清掃・習慣化)

整理整頓と感染管理は救急災害対応において必須です。そのための習慣化が大切です。

2.Comfort(コンフォートケア)

安心、安全、安楽に加えて、意識の有無によらず患者や意思決定者の選択を支援することです。対象は、我々医療スタッフも含み、患者・家族・医療スタッフを含めたコンフォートケアを目指します。

3.シームレス(継ぎ目のない医療・看護提供)

病院前の現場から病院、そして帰宅・退院後まで継ぎ目のない医療提供を目指します。救急隊や警察、院内全体の多職種とのコミュニケーションと連携強化を目指します。