東京医科大学病院では「患者に優しい低侵襲治療」を行っています。
低侵襲治療では従来の手術に比べて、患者さんの体に対する侵襲(負担)が少ないため、早期の社会復帰を目指すことができます。
手術支援ロボット「ダヴィンチ」を導入し、全5診療科でロボット支援手術を実施しています。術中の出血量を極端に抑え、術後の疼痛を軽減、機能温存の向上や合併症リスクの大幅な回避など、さまざまなメリットがあります。
腹腔鏡手術は内視鏡を使用して腹腔(腹部の内部空間)内で手術を行う低侵襲手術の一種です。腹腔鏡手術はさまざまな外科手術に適用されており、従来の開腹手術に比べて外科的な創傷が小さいため、術後の痛みが軽減され、回復が早い傾向があります。入院期間も開腹手術と比べて腹腔鏡手術では短くなり早期の退院が可能です。
胸腔鏡手術は胸腔(胸部の内部空間)内での手術を行うための低侵襲手術の一種です。
肺がんや食道がんなどさまざまな胸部疾患や状況に対して適用されます。入院期間も開胸手術と比べて胸腔鏡手術では短くなり早期の退院が可能です。
カテーテルという特殊な細い管状の器具を血管内に挿入して行う治療法です。
大動脈疾患、大動脈弁狭窄症、僧帽弁閉鎖不全症などにおいて、カテーテルを使用した治療では、従来の外科的な手術よりも低侵襲で、回復が早く合併症のリスクが低い特徴があります。