メタボリックシンドローム
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脳卒中や心疾患の鍵を握る
「メタボリックシンドローム」
メタボリックシンドローム
内臓に脂肪がたまった内臓脂肪型肥満を共通の原因として、血圧高値、高血糖、脂質異常などを伴う状態のことをいいます。メタボリック症候群とか代謝症候群とも呼ばれ、腹囲、BMI*、血圧、血糖、脂質などのデータをもとに診断(表)します。
*BMI(body mass index):肥満度の判定方法の一つ。
体重(Kg)/身長(㎡)で算出し、25以上は肥満となります。
なぜメタボリックシンドロームはいけないのか
この状態のままでは動脈硬化が進みやすくなり、心臓病(狭心症や心筋梗塞など)や脳卒中(脳出血や脳梗塞)などを起す危険性が高くなります。日本における死亡原因の1位は悪性新生物(がん)ですが、2位は虚血性心疾患、3位が脳血管疾患で、ともに私たちの健康を脅かしています。そのため共通した発症要因であるメタボリックシンドロームを改善し、高血圧や高血糖、脂質異常の管理を行うことが大切なのです。
メタボリックシンドローム発見のために
内臓脂肪を減らすことで、虚血性心疾患や脳血管疾患の発症リスクを低くできます。そのため、平成20年4月から特定健診(メタボ健診)と特定保健指導が義務づけられました。
【特定健診】
40歳以上75歳未満の被保険者は、加入している健康保険組合の通知によって糖尿病、高血圧、高脂血症等の生活習慣病に関する健診を行います。
【特定保健指導】
特定健診の結果および高血圧、高脂血症、高血糖等の治療と喫煙の有無などから、生活習慣病のリスクの高さに応じて指導を受けます。
治療のプロセス
脱メタボは、カロリーコントロールと運動で!
メタボリックシンドロームを引き起こす内臓脂肪の原因は、圧倒的に食事のカロリーオーバーにあります。そのため、食事と運動をポイントに改善を図りましょう。
★メタボリックシンドロームは、毎日の食事・運動のちょっとした工夫と努力で改善されます。できるところから取り組みましょう。
【解説:鈴木 章孝】
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