お知らせ
国内初『ロボット手術支援センター』を開設
2011.11.07
報道関係者各位
ニュースリリース
2011年11月
国内初『ロボット手術支援センター』を開設
東京医科大学病院 ( 新宿区西新宿6-7-1 病院長: 行岡哲男 ) では、新しい医療技術としてのロボット支援手術の治療成績の向上や、患者がより良く生きることを支援する医療システムの一部として、 daVinciTM surgical systemを使用したロボット支援手術を最大限に活かすことを目標とし、この度、国内の医療機関としては初の『ロボット手術支援センター』( センター長: 吉岡邦彦 )を開設いたしました。
東京医科大学病院では、2005年12月、手術支援ロボット、『ダ・ヴィンチ(da Vinci Surgical System)』による手術開始以来、泌尿器科・婦人科・心臓外科・消化器外科・呼吸器外科・耳鼻科と、多科に渡り、ロボット支援手術を実施してまいりました。
現在まで日本国内でのロボット支援手術の半数以上が当病院で実施されております。この実績を踏まえ、より一層の安全性の配慮とともに、患者との情報共有に基づく安心の確保を目指し、ロボット手術支援センターを開設いたします。
■ロボット手術支援センター開設の目的
1. 治療成績の向上
2. 安全性管理の徹底
3. 高度な手術技術を持つ新たな術者の育成
4. 新たな医療技術の普及
■東京医科大学病院におけるロボット支援手術
当大学病院にはダヴィンチ使用に係るライセンス保持者が2011年9月末日時点で55人を擁しており(全国では220名)、当該手術に関する幅広い適応が可能です。泌尿器科のみでも470例(前立腺癌458例、膀胱癌12例)、子宮癌117例など、我が国で最も多い当該手術の実績(2011年11月現在)を有しております。
1. ダヴィンチcertificate取得者:55人(全国:220人)
ダヴィンチを使用するには、支援ロボット製造会社による一定の修練コースを修了した許可証の取得が必要です。
また販売会社も、その限りにおいて、許可証を持つ医師のいる医療機関にのみ、ダヴィンチを販売しています。
東京医科大学病院 ダヴィンチcertificate取得者
~2011年11月5日 ロボット手術支援センター開設記念会にて撮影~
2. ロボット支援手術件数: 651件 (全国: 約1000件)
3. 東京医科大学病院は国内唯一のI.S.社認定手術見学施設です。
修練コースの一環として、製造会社が認定した施設での手術見学が必要であり、東京医科大学病院は国内で唯一の見学施設に認定されております。
以上
東京医科大学病院
企画広報室
〒160-0023 東京都新宿区西新宿6-7-1
TEL:03-3342-6111(代)
URL:http://hospinfo.tokyo-med.ac.jp/