消化器外科病棟
消化器外科病棟では食道・胃・大腸・肝臓・胆嚢・膵臓の手術、化学療法、放射線療法を行う患者さんが入院されています。中でも膵臓・胆道手術が多く、腹腔鏡やロボット支援下による低侵襲手術の患者さんを積極的に受け入れています。また、炎症性腸疾患(IBD)・良性腸疾患センターの開設により、潰瘍性大腸炎やクローン病などの手術も行われています。
術後合併症予防に関しては、入院前から外来と連携し呼吸訓練や栄養状態の改善、向上に向けたケアを管理栄養士、薬剤師といった多職種で行っています。消化器疾患は、生命維持に重要な消化・吸収・排泄に関する疾患のため、退院後の生活指導が重要です。ストーマケア、創処置やドレーン管理などの指導は、皮膚・排泄ケア認定看護師の力を借りて実践しています。大きな不安を抱えながら、退院後の生活に必要なケアを身につけていこうとしている患者さんの気持ちに寄り添い、患者さん本位の看護を心がけています。