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- 1 患者さんにやさしいレーザー治療を提供します
中心型早期肺がんに対して、光線力学的治療法(Photodunamic therapy: PDT)は、「切らずに治す、低侵襲、かつ効果的な治療法」で、いまや世界中で行われています。いわゆる「焼くレーザー治療」ではなく、光感受性物質と低出力レーザーで「光線力学的反応」により「がん細胞を殺してしまう治療法」で、臓器温存、QOLを損ねることのない治療方法です。当施設は、世界ではじめて肺がんに対するPDTを開発し、過去20年以上にわたり世界でリーダーシップをとっており最も治療件数が多い病院です。
- 2 エビデンスにもとづいたレーザー医療を提供します
中心型早期肺がんに対するPDTは、「肺癌治療ガイドライン」において「推奨される」治療法で、保険適応もされています。また、米国国立がん研究所(NCI)でも、「recommend」される治療法として取り扱われています。さらに、新しいエビデンスを構築するために、最先端のレーザー機器を使用し、診断、治療も行い、患者さんのためのよりよいレーザー医療の提供に心がけております。
- 3 患者さんに安全なレーザー治療を提供します
当施設は日本レーザー医学会指導施設として認定されており、日本レーザー医学会レーザー専門医、指導医による安全で事故のないレーザー治療につとめています。最先端のレーザー医療を患者さんのさまざまな病状に応じて、的確かつ効果的にレーザー治療を行っています。
- 中心型早期肺がん
- 中心型肺がん(気管支鏡で病巣を観察することができる太い気管支に発生する肺がん)で、大きさが1cm以下の場合には、光線力学的治療法(PDT)が適応になります。このタイプの肺がんは、「ヘビースモーカー」の方に多く発生し、胸部CTやレントゲンなどでは発見することが不可能で、喀痰の検査により発見されることが多いです。PDTは、いわゆる「がんを焼く」のではなく、「がんに集積する性質のある光感受性物質と低出力レーザーによる光線力学反応を利用した治療法」です。そのため、がん病巣を選択的にレーザー治療することができます。肺がん病巣が1cm以下の場合、95%以上の確立で完全治癒が得られます。副作用は、日光過敏症(日焼け)があげられますが、光感受性物質の改良により約1週間の遮光で済むようになりました。
- 気道狭窄
- 肺がん、気管支結核など種々の原因で気管、気管支を狭窄、閉塞する病変に対して、高出力レーザー(ダイオードレーザー、Nd-YAGレーザーなど)で焼灼します。レーザーによりいわゆる「病巣を焼く」ことにより、気道狭窄を改善し、呼吸状態の回復が期待されます。また、レーザーだけでなく高周波電流argon plasmaやmicrowaveなどにより腫瘍、肉芽、出血部位を凝固させる治療法も内視鏡下に施行します。当病院では、レーザー等で気道開大させた後、ステント留置なども施行しております。
- 舌癌、子宮頚癌
- PDTは、現在肺がん以外に早期胃癌、食道癌、子宮頚癌に保険適応されています。舌癌など口腔外科領域などには、まだ保険適応されていませんが、患者さんのQOLに優しく、治療成績も良好です。患者様のQOLを配慮した治療法で、大いに期待される治療法です。
- 注意
- PDT施行する場合は入院していただいております。通常ですと、PDT施行後、7-10日で退院が可能になります。PDT施行後は、通常の「日焼け止めクリーム」を使用していただき、約2週間は直射日光をさけていただきます。高出力レーザー治療を施行する場合も、入院加療をおすすめしております。

