私たちの看護
これから必要とされる看護を実践できる力を育む
医療は日々進歩しており、看護師の活動内容や求められるスキルも変化しています。近年は安全・安心の医療を提供するために、患者さんへのインフォームド・コンセントの重要性が高まっています。また、多職種のスタッフと連携し、チーム医療に貢献することも求められます。
これらの役割を果たすためには、患者さんの状態を理解し、迅速・適切な判断ができる力が必要です。そして技術や知識だけでなく、社会人・組織人としての責任、医療者としての倫理観ももたなければなりません。
看護部のモットーは、“自ら考え、行動できる力”を育むこと。シミュレーションを活用した実践的な研修と現場教育を連動させることで、あらゆる領域で活かせる看護力を身につけます。
看護は決して一人ではできません。看護部はみんなで支え合い、共に成長し合う姿勢を大切にしています。
「看護力」を身につけるための、当院の取り組み
当院の看護部は、社会や患者さんのニーズに応える看護を目指し、“自ら考え、行動できる看護師”の育成に取り組み、総合的・実践的な教育を実施しています。
研修ではシミュレーションを活用したプログラムを多く設け、さまざまな状況に対応できる力を身につけます。さらに、集合研修と各部署でのOJTとの連携を強化して、個々の効率的なスキルアップを図っています。
また、キャリアを積む過程で、ジェネラリスト・スペシャリスト・看護管理者など、一人ひとりの目標を明確にし、実現するための研修やサポート体制を整えています。
これから必要とされる「看護力」とは?
医療の最前線で活躍できる看護師になるためには、基本的な看護技術に加え、最新の技術・知識を身につけていく努力が不可欠です。そして、患者さんの状態を正確に理解し、迅速・適切な判断ができる力が求められます。
現場においては日常的なケアに加え、患者さんとご家族が必要とされる情報を提供し、納得して治療とケアを受けていただけるようサポートする役割も担っています。そして、患者さん中心のチーム医療を展開するために、看護のプロとしての専門性と、コミュニケーション能力を発揮することが必要とされます。
看護師を目指す学生へのメッセージ
常に相手の立場に立って、考え・行動することを心がけてほしいと思っています。そのためにはまず、自分自身をよく知り、そして自分を大切にしてください。自分に余裕ができれば、おのずと相手を想う気持ちが生まれ、患者さんに寄り添う看護が実践できるのだと信じています。最初は分からないことがあって当然です。どうしていいか分からない時は先輩に声をかけ、協力を求めてください。みんなで支え合い、共に成長し合う環境がここにはあります。