私たちの看護
職種を越えたコミュニケーションが看護の力を引き出す
「もっと患者さんの力になりたい」という想いは、経験にかかわらず、すべての看護師がもっています。一人ひとりの知識・技術・個性を活かせるよう、当院は職種の垣根を越えたコミュニケーションを重視。医師・看護師・薬剤師・コメディカルスタッフなど、多職種がそれぞれの観点から意見を出し合い、質の高い治療・ケアを行うチーム医療を展開しています。
顔を合わせ、声を聞く機会の多い私たち看護師・助産師が、患者さんやご家族と医療スタッフをつなぐ橋渡し的な存在であると考えています。そして、寄り添い、支える気持ちを常に持つことを大切にしています。
また、ライフスタイルやニーズが多様化する中、きめ細かいケアを提供するために、看護師・助産師による看護外来にも力を入れています。
「看護外来」に対するニーズと、当院の強み
妊娠・出産は、新たな家族を迎え、新生活がはじまるスタートです。そのため看護師や助産師には、お母さんやご家族の気持ちに寄り添う姿勢や、ライフスタイルに合った妊娠・出産・育児を行うためのサポートが求められます。また、多職種と連携したチーム医療を展開するための幅広いスキルが必要です。
知識と技術を着実に習得するためには、教育制度が整っていることが大切なポイントです。看護部では、先輩が新人看護師としっかり関わるプリセプター制度が採用されています。そして、「病棟全体で新人を育てよう」という考えが根づいていて、話し合う機会を多く設けていることが特長です。優れた技術をもつ先輩をお手本にして、それぞれが持てる力を発揮できることが当院の強みだと思います。
「看護の力」を発揮するうえで求められることは?
日々の自己研鑽だと思います。必須のケアを行うだけでなく、受け持ち患者さんの病態や治療を調べ、どのようなケアを行うことが効果的なのかを考えることが大切です。先輩の指導を受けながら、アセスメント力を研く姿勢も欠かせません。経験が浅い頃は目の前のことだけで精一杯だと思いますが、少しずつ自分から学ぶように努めることが大切です。
看護師・助産師にとって不可欠なことは知識と技術、そして思いやりです。「患者さん(妊婦さん)の支えになりたい」、「ご家族の力になりたい」、「気持ちに寄り添いたい」という想いが、より良い看護につながるはず。これから看護師になる方も、患者さんとご家族にとってプラスになる看護とは何かを考えてほしいと思います。
看護師(助産師)を目指す学生へのメッセージ
分娩経過を一緒に過ごさせてもらい、無事に赤ちゃんが産まれた時や、退院後しばらくして赤ちゃんとお母さんが会いに来てくださった時は、言葉では言い表せない喜びが湧いてきます。また、ご家族が思い描くお産ができた時や、私たちのサポートが産後の生活に役立った時にもやりがいを感じます。
今、勉強をしている学生の方は、将来どの領域に進めば良いのか悩んだり、看護師として働くことに不安を感じたりすることもあるでしょう。でも、職場には同期や先輩など心強い仲間がいます。当院の看護部は頼りになる先輩が大勢いるので、安心してください。一緒に働き、共に成長していくことを楽しみにしています!