食道がんEsophageal Cancer

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東京医科大学病院 消化器外科・小児外科 土田 明彦 主任教授

食道がんは、食道の内面をおおっている粘膜の表面から発生し、食道内にいくつも同時にできることもあります。 がんが食道の壁の粘膜内にとどまるがんを早期食道がん、粘膜下層までしか及んでいないがんを表在食道がん、それより深い層まで及んでいるがんを進行食道がんと呼びます。
食道の粘膜から発生したがんは、大きくなると深層(外側)へと広がっていき、気管や大動脈などの周囲の臓器にまで直接広がっていきます。これを浸潤といいます。また、食道の壁内にあるリンパ管や血管にがんが侵入し、リンパ液や血液の流れに乗って、食道外にあるリンパ節や肺、肝臓などの他の臓器へとがんが移っていきます。これを転移といいます。

東京医科大学病院
消化器外科・小児外科

永川 裕一 主任教授

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