乳がんの検査と診断

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視診・触診

乳房を観察し、左右差、隆起やくぼみ、赤くなっていないかなどを確認します。触診では、しこりがあるかどうか、乳頭からの出血や分泌物はあるか、わきのリンパ節の腫れがあるか、などを調べます。

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マンモグラフィー

乳房を観察し、左右差、隆起やくぼみ、赤くなっていないかなどを確認します。触診では、しこりがあるかどうか、乳頭からの出血や分泌物はあるか、わきのリンパ節の腫れがあるか、などを調べます。

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超音波検査(エコー)

乳房にプローブ(探触子)をあてて、周波数の高い超音波を送り、乳房内部から返ってくる音波の変化をコンピューターで画像に変換し、その断面図を見るものです。若い女性のような乳腺の多い場合に有用な検査です。多くの場合、しこりの形や境目部分の状態などにより、良性か悪性かを判断することができます。

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病理検査

●細胞診

しこりから吸い取った細胞や乳頭からの分泌物を顕微鏡で観察し、良性か悪性かを診断するための検査です。検査には穿刺吸引細胞診、乳汁(乳頭分泌物)の細胞診などがありますが、よく行われているのが穿刺吸引細胞診です。 穿刺吸引細胞診はマンモグラフィーや超音波(エコー)でしこりの位置を確認しながら、直径0.7~0.8mmの細い針をしこりに刺し、注射器でその細胞を吸い取ります。とくに麻酔の必要はなく、準備も含めて検査時間は数分です。

●組織診

生検とも呼ばれる組織診は、組織(細胞のかたまり)の一部を採取し、顕微鏡で観察し、良性か悪性かを判断するための検査です。細胞診よりも正確な判断ができることから、組織診が増えています。
組織診には、注射針よりも太い針をしこりに刺して組織を採取する針生検、より多くの組織を採取する吸引式針生検、外科的にメスで組織を採取する外科的生検などがあります。いずれも局所麻酔下に行います。それぞれの患者さんの病変に合わせて選択しますが、ほとんどの場合、針生検を行います。

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遺伝子検査

乳がん患者の5-10%が、遺伝性であると言われています。遺伝性乳がんを考慮すべき状況としては、若年発症、トリプルネガティブ乳がん、卵巣がんの併発、などがあります。遺伝性乳がんの可能性が疑われる場合、BRCA1、BRCA2という2つの遺伝子の検査を受けることが可能です。この遺伝子のどちらかに生まれつきの変異があると、乳がんや卵巣がんになる可能性が高まります。当院では、患者さんの状況に応じて、遺伝専門医による遺伝カウンセリング後、遺伝子検査が可能です。検査は採血によって行われ、白血球から遺伝子を取り出し、変異の有無を調べます。

最終更新日:2020年3月30日