診療科

初期臨床研修プログラム

1.研修プログラムの名称

放射線科研修プログラム

2.研修概要(理念・特徴)

放射線診断:

当放射線科は日本でも5指にはいる歴史を持つ教室であり、当病院の画像診断のほとんどに関与している。臨床研究も盛んに行われ、様々な学会にてその成果を報告している。業務時間が明確で、女性医師にも適している。他大学出身者も多く在籍し、業務や昇進等に分け隔てはない。

放射線治療:

癌治療において低侵襲性の放射線治療は治療技術の進歩と共に適応は拡大し、治療患者数も増加の一途をたどっている。集学的治療が必要な癌治療において増大する放射線治療の役割を背景に、特定の悪性腫瘍に偏らず診療、研修を行う事を特徴とする。

3.一般目標(GIO:General Instructional Objectives)

放射線診断:

画像診断は診断の根幹をなすもので、全ての科の医師にとって重要なものである。 当科では、CT、MRIの基本的な画像解剖および読影を習得することを目標とする。検査の適応・禁忌、造影剤使用の適応・禁忌の習得も可能である。

放射線治療:

癌患者を全身的に考える事を前提とした放射線腫瘍学の立場から治療方針を検討する能力を研修し、エビデンスに従い適応を判断する能力を身に付ける事を目的とする。また末期癌治療においてもQOLの維持・改善、延命など緩和治療における放射線治療の役割を理解し、癌の終末期医療における放射線治療の適応を判断する能力を身に付ける事も目的とする。これにより個々の悪性腫瘍の知識を深め他科の研修においても腫瘍性疾患を扱う場合の一助になり、将来癌治療に携わる場合は求められる集学的知識の基礎の一部分となる事が期待される。

4.具体的目標(SBOs:Specific Behavioral Objectives)

放射線診断:

1)経験すべき診察法・検査・手技
  • 1.X線CT検査の適応が判断でき、画像の解釈ができる/造影検査の適応
  • 2.MRI検査の適応が判断でき、画像の解釈ができる
  • 3.単純X線検査の適応が判断でき、画像の解釈ができる
  • 4.核医学検査の適応が判断でき、画像の解釈ができる
  • 5.注射法(皮内,皮下,筋肉,点滴,静脈確保)を実施できる
  • 6.圧迫止血法を実施できる
2)経験すべき症状・病態・疾患
  • 7.薬疹等の造影剤の副反応を診察し、治療に参加できる
3)全科共通項目
  • 8.診療録(退院サマリーを含む)をPOSに従って記載し管理できる
  • 9.処方箋、指示箋を作成し管理できる
  • 10.診断書、死体検案書、紹介状、その他の証明書を作成し管理できる
  • 11.保健・医療・福祉の各側面に配慮しつつ診療計画を作成できる

放射線治療:

1)経験すべき診察法・検査・手技
  • 1.身体学的所見を取得し、画像診断と統合して、個々の患者に対して最善の放射線治療が施行できるように、治療計画が立案できるようになる。
2)経験が求められる疾患・病態
  • 2.胸部、腹部の癌を診察し、治療に参加できる
  • 3.女性生殖器及びその関連疾患(月経異常(無月経を含む)、不正性器出血、更年期障害、外陰・膣・骨盤内感染症、骨盤内腫瘍、乳腺腫瘍)を診察し、治療に参加できる
  • 4.男性生殖器疾患(前立腺疾患、勃起障害、精巣腫瘍)を診察し、治療に参加できる
3)全科共通項目
  • 5.診療録(退院サマリーを含む)をPOSに従って記載し管理できる
  • 6.処方箋、指示箋を作成し管理できる
  • 7.診断書、死体検案書、紹介状、その他の証明書を作成し管理できる
  • 8.保健・医療・福祉の各側面に配慮しつつ診療計画を作成できる
5.指導体制・方略(LS:Learning Strategies)

放射線診断:

週間予定表ならびに研修医向けレクチャー

 
8:00 症例検討 IVRカンファ 乳腺カンファ 症例検討 Strokeカンファ 抄読会
8:30 CT/MRI室勤務
(血管造影)
CT/MRI室勤務
(血管造影)
CT/MRI室勤務
(血管造影)
CT/MRI室勤務 CT/MRI室勤務
(血管造影)
CT室勤務
13:00 CT/MRI室勤務 CT/MRI室勤務 CT/MRI室勤務 CT/MRI室勤務 CT/MRI室勤務  
16:30 レクチャー レクチャー レクチャー レクチャー レクチャー  
  呼外カンファ
甲状腺カンファ
消化器カンファ 頭頸部
Cancer Board
     

放射線治療:

指導医と共に行う放射線治療計画など診療を通じ、1対1で指導を受ける

週間予定表ならびに研修医向けレクチャー

 
~9:00   症例検討会 小講義     抄読会
~12:00 治療計画
小線源治療
診察
治療計画
治療計画 治療計画 小線源治療
治療計画
診察
~17:00 治療計画 診察
治療計画
小線源治療
治療計画
小線源治療
治療計画
定位放射線治療
診察
治療計画
 
17:00~   呼吸器合同
カンファレンス
耳鼻咽喉科・頭頸部外科合同
カンファレンス
頭頸部
Cancer Board
抄読会    
6.評価(EV:Evaluation)
1)自己評価

患者記録表、教育的行事の参加記録並びに経験記録表に記録する

EPOCに自己評価を行う

研修事後レポートを用いて自己評価を行う

2)指導医による評価

EPOCより研修医評価する

研修事後レポートより研修医評価する

他者評価表を用いて研修医評価する

3)看護師による評価

他者評価表を用いて研修医評価する

4)研修医による評価

EPOCを用いて診療科全体(指導内容、研修環境)を評価する

他者評価表を用いて指導医並びに看護師を評価する