手術支援ロボット「ダヴィンチ」徹底解剖

消化器外科

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「ダヴィンチ」手術を希望される皆さまへ

消化器外科 −従来の内視鏡下手術では困難な消化管手術を可能にする「ダヴィンチ」手術− 消化器外科では2010年に直腸がんと食道がん、2014年より膵臓腫瘍で「ダヴィンチ」手術を行っています。それぞれの手術で積極的に内視鏡下手術を行ってきましたが、「ダヴィンチ」手術で特徴である拡大視効果、自由度の高い多関節機能により、内視鏡下手術より安全な手術の確立が期待できます。 土田 明彦 主任教授

手術手技の確率

直腸がんと食道がんにおいて5年間で約40例ずつの症例をすでに施行してます。全国でも有数の症例数を経験し、その結果手術の定型化と良好な成績が得られてます。画像効果と多関節機能でより繊細な手術が可能です。

直腸がん手術での取り組み

「ダヴィンチ」手術の最大のメリットは容易な縫合です。この利点を生かし、従来行っていたNOSE operation(口や肛門などから摘出物を取り出す手術手技の一つ)をさらに下部直腸がんにおいても行うことができます(図1)。

腹腔鏡下手術では必ず5cmの皮膚の切開を行うのでより低侵襲手術を可能としました(図2)。

この術式は日本では当施設が最も多く行っています。また腸骨動脈周囲の側方リンパ節の摘出が手振れのない「ダヴィンチ」のアームで安全に行うことができます。

図1)肛門から切除した直腸を抜き出すところ NOSE operation図2)腹腔鏡下手術と「ダヴィンチ」手術の比較<直腸癌>

食道がん手術での取り組み

肺に囲まれた縦隔内には心臓大血管、気管そして神経など温存しなければならい臓器が食道を取り囲んでいます。太い血管は結紮・切離し、拡大視効果でリンパ節を十分取ることが可能で、出血量も鏡視下手術より少なく行うことができます(図3)。手術件数は全国でも最も多い施設の一つです。

図3)腹腔鏡下手術と「ダヴィンチ」手術の比較<食道癌>

膵臓腫瘍手術での取り組み

内視鏡下手術で膵臓の切除は行えます。しかし再建手術(消化管は切ったら繋ぎ直さなければいけません)が必要な場合には「ダヴィンチ」による縫合と結紮が有効で、胃・膵吻合の縫合の際に行っています。

各臓器により入院期間は異なりますが、内視鏡手術と同等かそれより短い入院期間となっています(図2、3)。

保険適応に関して

現在「ダヴィンチ」手術で保険適応されているのは前立腺がんだけです。消化器手術でも保険適応されるよう、日本内視鏡外科学会のロボット支援手術検討委員会の委員として先進医療として認可されるよう活動しています。

消化器外科の「ダヴィンチ」手術に関するお問い合わせは
膵臓:粕谷 准教授、大腸:勝又 教授、食道:立花 講師までお願いいたします。


(2015年3月更新)

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